...「蔦屋書店で本を買った...
...「蔦屋家電でテレビを買った...
...「蔦屋家具でソファを買った...
...「蔦屋のカフェでコーヒーを飲んだ...
...「蔦屋の展示会に行った...
...通油町(とおりあぶらまち)の地本(じほん)問屋蔦屋(つたや)重三郎の帳面附けをしていた頃或人の世話で中坂の下駄屋で家主なる寡婦の入夫となった...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...演戯茶房(しばいちゃや)蔦屋(つたや)の主翁(ていしゅ)の芳兵衛(よしべえ)と云う者であったが...
田中貢太郎 「幽霊の衣裳」
...板元(はんもと)蔦屋重三郎(つたやじゅうざぶろう)お触(ふれ)にかまはず利を得んとて京伝にすすめて筆を執らしめしがためなりといひ伝ふ...
永井荷風 「書かでもの記」
...版元蔦屋(つたや)は身代半減(しんだいはんげん)という憂目(うきめ)を見た事なぞ...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...「年来住み古(ふ)るしたる住宅は隣家蔦屋(つたや)にて譲り受け度旨(たきむね)申込(もうしこみ)有之(これあり)...
夏目漱石 「虞美人草」
...「小野さん三条(さんじょう)に蔦屋(つたや)と云う宿屋がござんすか」底知れぬ黒き眼のなかに我を忘れて...
夏目漱石 「虞美人草」
...何で蔦屋(つたや)へ泊り込んだものだろうと思う...
夏目漱石 「虞美人草」
...わざわざ蔦屋へ泊るのはいらざる事だと思う...
夏目漱石 「虞美人草」
...「蔦屋の下女は……」「そっちへ曲るのかい」「もう少し...
夏目漱石 「虞美人草」
...なんとしても蔦屋の一家は家柄が惡かつた...
堀辰雄 「ふるさとびと」
...だけどもあの人を怒らしちまふと、蔦屋はおろか、此の土地に私達居れなくなつてしまふんだよ...
三好十郎 「地熱」
...蔦屋の店内...
三好十郎 「地熱」
...次は堀留の「蔦屋(つたや)」だろう...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...その蔦屋にかくれているお蝶さんていう娘に...
吉川英治 「江戸三国志」
...濁橋(にごりばし)ぎわ蔦屋内(つたやうち)...
吉川英治 「江戸三国志」
...薬研坂(やげんざか)で声をかけられた――蔦屋(つたや)という書肆(ほんや)の手代...
吉川英治 「大岡越前」
...數年前その蔦屋に來てゐて井部君は死んだのであつた...
若山牧水 「みなかみ紀行」
...数年前その蔦屋に来ていて井部君は死んだのであったのだ...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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