...蔦(つた)は蔦である事を知つたやうに...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...もう、玄関の、格子が開(あ)きそうなものだと思うと、音もしなければ、声もせぬので、お蔦が、「御覧、」と目配せする...
泉鏡花 「婦系図」
...とお蔦の方が念を入れたほどの勢(いきおい)...
泉鏡花 「婦系図」
...それに、お蔦さんも、もう堅気です...
泉鏡花 「婦系図」
...蔓(つる)蔦(つた)の壁に這(は)うた博士邸の古びた入り口に佇(たたず)んで待つことしばし...
橘外男 「令嬢エミーラの日記」
...・濡れてすゞしくはだしで歩く・けふも旅のどこやらで虫がなくひとり住んで蔦を這はせる身に触れて萩のこぼるゝよ朝湯はうれしかつた...
種田山頭火 「行乞記」
...蔦子には意外だった...
豊島与志雄 「死の前後」
...(二階だと心づき仰ぎ見て)手前お蔦の阿魔だな...
長谷川伸 「一本刀土俵入 二幕五場」
...お蔦 (偶然気がついて)あら...
長谷川伸 「一本刀土俵入 二幕五場」
...お蔦の囁きを聞く)外に喧騒が激しく起る...
長谷川伸 「一本刀土俵入 二幕五場」
...第三場 軒の山桜お蔦の家の前...
長谷川伸 「一本刀土俵入 二幕五場」
...蔦(つた)の絡(から)んだバルコニーの上にくっきりと碧(あお)い空が覗(のぞ)いていた...
原民喜 「美しき死の岸に」
...高とのゝ三つは四つはのあと問へば麥の二葉に雲雀なくなりいつのよの庭のかたみを賤か家の垣ねつゝきに匂ふ梅の香頼朝の墓こゝぞと上り見れば蔦にからまれ苔に蒸されたる五輪の塔一つ...
正岡子規 「鎌倉一見の記」
...蔦 ……(つとめて笑おうとしながら)さあ...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...蔦の葉のよな襟かざり...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...よう御供養をして上げようよ」「だって」蔦王は...
吉川英治 「私本太平記」
...料理屋のお帳場さんになったんですか」「これも……」お蔦の奴(やつ)のために――と云いかけたが...
吉川英治 「松のや露八」
...お蔦などとは似てもいない中の妹のお里だった...
吉川英治 「松のや露八」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??
