...お蔦の方の意気込が凄(すさま)じい...
泉鏡花 「婦系図」
...蔦川を入れてよりは...
大町桂月 「十和田湖」
...木に倚(よ)るは蔦(つた)...
夏目漱石 「薤露行」
...お蔦 (鼻唄に小原節をうたいながら...
長谷川伸 「一本刀土俵入 二幕五場」
...どこからどこまで一面に蔦がからんでゐて...
堀辰雄 「窓」
...空に向ひてお蔦を呼かけ「浮んでくれろ」といふ処は泣かせたり...
三木竹二 「明治座評」
...お蔦 あいよ(土間に降りて竈の側のカメから茶椀に水を汲んできてお妙に呑ませる)お妙さんどう...
三好十郎 「斬られの仙太」
...お蔦 違う? ……ええ...
三好十郎 「斬られの仙太」
...若き武芸者――それはかの近江(おうみ)の住人山県蔦之助――カラリと左手の弓を投げすてて...
吉川英治 「神州天馬侠」
...それにひきかえて蔦之助(つたのすけ)の射(い)た妻羽白(つまはじろ)の矢(や)は弓勢(ゆんぜい)が弱(よわ)かったため...
吉川英治 「神州天馬侠」
...蔦之助(つたのすけ)や小文治(こぶんじ)は...
吉川英治 「神州天馬侠」
...お蔦の夢もみた...
吉川英治 「松のや露八」
...――自分の方からこそ恨んでも足りないお蔦なのに!気まずい苦(にが)さを心で噛み合いながら...
吉川英治 「松のや露八」
...お蔦(つた)は、旅汚(たびよご)れのした櫛巻(くしまき)に、唐桟縞(とうざんじま)の襟つきを着て、黒繻子(くろじゅす)の帯を蓮(はす)ッ葉(ぱ)むすびに、畳へ片手を落として、ぺたんと横坐りにすわっている...
吉川英治 「松のや露八」
...お蔦を送ってくれた客かも知れない...
吉川英治 「松のや露八」
...お蔦は、あの泥水を好いて咲く黄いろい河骨の花だった...
吉川英治 「松のや露八」
...お蔦ちゅう芸妓(げいしゃ)の...
吉川英治 「松のや露八」
...數年前その蔦屋に來てゐて井部君は死んだのであつた...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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