...その蔀を開けさしたくなかった...
泉鏡花 「霰ふる」
...「蔀半四郎と申す...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...浪人の蔀(しとみ)半四郎...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「虚無僧の隠れるような穴なんか無いはずだよ」「ヘエ――」「それより手前(てめえ)は、馬道へ行って、出雲屋の店中の者の出入りと、良助、倉松、兼吉三人の身元を洗ってくれ、――おっと、浪人の蔀半四郎、あれも忘れちゃならねえ」「ヘエ――」「宗次郎に怨みのある奴はないか、宗次郎が死んで儲(もう)かる奴はないか、――今日昼過ぎどこへ行ったか、行方の判らなかった奴はないか、それを訊出すんだ」「心得た」ガラッ八は気軽に飛んで行きます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...蔀(しとみ)になって居る窓の戸を...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...蔀(しとみ)の隙間に槍を突込んで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...蔀(しとみ)の隙間からは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...早朝など蔀(しとみ)を上げて見出すと...
堀辰雄 「ほととぎす」
...半(なか)ばおろしたる蔀(しとみ)の上より覗(のぞ)けば四...
正岡子規 「旅の旅の旅」
......
松本たかし 「松本たかし句集」
...愕然として再び起き直って蔀のそばに寄って外を眺めた...
室生犀星 「野に臥す者」
...暫くすると蔀君が僕のいる所へ来て...
森鴎外 「百物語」
...蔀君の話に聞いて...
森鴎外 「百物語」
...蔀君がこう云った...
森鴎外 「百物語」
...その蔀窓(しとみまど)のところに立って...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...そしてそこらの蔀(しとみ)にも柱にも欄にも...
吉川英治 「新書太閤記」
...「よろしゅうございますか」蔀(しとみ)の下からいった...
吉川英治 「親鸞」
...蔀(しとみ)を上げた...
吉川英治 「源頼朝」
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