...夫(をつと)は蓑笠(みのかさ)稿脚衣(わらはゞき)すんべを穿(はき)(晴天(せいてん)にも簑(みの)を着(きる)は雪中農夫(のうふ)の常也)土産物(みやげもの)を軽荷(かるきに)に担(にな)ひ...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...花翁君のではこれがえゝやうですな」とそれから二人の句を一々批評されて「私は猿蓑が好きでやして...
高濱虚子 「俳諧師」
...「猿蓑(さるみの)」や「炭俵」がナンセンスであり...
寺田寅彦 「映画雑感(2[#「2」はローマ数字、1-13-22])」
...蓑(みの)とに身体をつつんで...
直木三十五 「南国太平記」
...蓑笠はどうしたのだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...根岸庵にいたるうつそみにありける時にとりきけむ菅の小蓑は久しくありけり二十三日...
長塚節 「長塚節歌集 上」
...そこが大きに蓑笠隱者なんぞとは...
堀辰雄 「芥川龍之介論」
...鐘(かね)だ早鐘(はやがね)だ蓑笠姿(みのかさすがた)で飛(と)んで行(ゆ)くかけ足(あし)はや足(あし)エツサツサほら鳴(な)る...
槇本楠郎 「赤い旗」
...即捨敞蓑笠...
三田村鳶魚 「物貰ひの話」
...「按、蓑雨衣也...
柳宗悦 「蓑のこと」
...しかしこれらの見事な蓑は北国一帯に在るとはいうが...
柳宗悦 「蓑のこと」
...一つはあの浦島太郎がつけているような総々(ふさふさ)とした腰蓑(こしみの)(まえあて)である...
柳宗悦 「陸中雑記」
...十時すぎに半之助の蓑(みの)と笠をきて...
山本周五郎 「山彦乙女」
...蓑(みの)を着た旅人が二人家の前を通っていった...
横光利一 「赤い着物」
...蓑(みの)を着て庭掃除をしている農婦...
横光利一 「夜の靴」
...彼は身をつつむ蓑笠(みのかさ)に...
吉川英治 「私本太平記」
...蓑(みの)と一緒に...
吉川英治 「宮本武蔵」
...蓑(みの)でもよいが」「お寒いのでございますか」「いや舷(ふなべり)からしぶきがかかる...
吉川英治 「宮本武蔵」
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