...この肯定に伴ふ「とても」の「猿蓑(さるみの)」の中に出てゐることは「澄江堂雑記(ちようかうだうざつき)」(随筆集「百艸(ひやくさう)」の中(なか))に辯じて置いた...
芥川龍之介 「澄江堂雑記」
...だが、蓑浦君、僕は決して嘘は云わない...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...――だから蓑虫は黙っているのだ...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...その背部の蓑毛(みのげ)を胸の方の房々の羽毛が逆に下から逆まきにかぶせているのは...
高村光太郎 「木彫ウソを作った時」
......
種田山頭火 「草木塔」
...中にも最も悪句少きは『猿蓑(さるみの)』(俳諧七部集の内)...
正岡子規 「俳諧大要」
...「けら」とは蓑のことで...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...蓑を着た如き様からかく呼んだのはいうまでもない...
柳宗悦 「蓑のこと」
...『三才図会』に「香茅、俗云、太末保、又云、蓑草、云云、農家用レ之作二雨衣一」と記してある...
柳宗悦 「蓑のこと」
...またの別の意味には筆の穂に用いる馬の毛を蓑毛とも呼ぶ...
柳宗悦 「蓑のこと」
...だがこの蓑市は『東都歳時記(とうとさいじき)』などには春三月十九日...
柳宗悦 「蓑のこと」
...台湾のも棕梠蓑であるから...
柳宗悦 「蓑のこと」
...農家にとって蓑は材料が手近に得られ...
柳宗悦 「蓑のこと」
...また重い荷をかつぐ時には上から蓑(みの)を着る...
柳宗悦 「陸中雑記」
...べいこく人は初めヤソ教という隠れ蓑(みの)で日本征服をこころみた...
山本周五郎 「季節のない街」
...蓑と笠を衣た姿で...
山本周五郎 「風流太平記」
...蓑笠(みのかさ)の人だの...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...蓑虫(みのむし)のように石の上に寝ころんだ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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