...蓋しかの二十六名の被告中に四名の一致したテロリスト...
石川啄木 「A LETTER FROM PRISON」
...著者土岐哀果氏が蓋し今日無數の歌人中で最も歌人らしくない歌人であらうといふ事であつた...
石川啄木 「NAKIWARAI を讀む」
...蓋し社会的存在の内容が――夫は歴史であった――最も現実的だからである...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...蓋し技術は物質的生産技術を中心とするものだったが...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...蓋し内面的なもののみ宗教的体験の名に値するのである...
戸坂潤 「辞典」
...反つて之れを助くるもの朝野に少なからざるは何ぞや蓋し侯は政治上の顕勢力を有せずと雖も...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...蓋し閣下は常に政治家の位地に恋する人なるも...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...蓋し当然の帰結であろう...
豊島与志雄 「性格を求む」
...蓋し鑛泉の然らしむるもの...
長塚節 「草津行」
...蓋し遊行の名に背かず...
原勝郎 「鎌倉時代の布教と當時の交通」
...蓋し王の湖に投ずるや...
久生十蘭 「泡沫の記」
...蓋し子供の守役には稀大の適任者だつたのでせう...
牧野信一 「月あかり」
...本品は蓋し中国の原産で...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...蓋し種族は既に理性的なものに屬するところの内的普遍性といふ規定をもつてゐる...
三木清 「歴史哲學」
...蓋し兩者は存在と存在の根據として統一であると共に對立である...
三木清 「歴史哲學」
...蓋し、例へば歴史は文書と共に始まると云ふとき、自己の活動を言語及び文字によつて表現もしくは記録するといふことは精神的文化的活動であり、從つてそのとき歴史敍述の限界は理論上から見て精神的文化の發端といふところになければならぬとせられてゐるとも考へられよう...
三木清 「歴史哲學」
...蓋し審美上に精究すべきものならむ...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...蓋し当時の光景也...
山路愛山 「頼襄を論ず」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??