...蓋し彼等もしこの世のものを賞で得るほど知り得たりとせば...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...蓋し、この関係は実は技術家に就いて分析する際になって、初めて結着を得るのである...
戸坂潤 「技術の哲学」
...蓋し侯は黨派に殉ぜざると同じく...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...蓋し日本政府の對韓策は...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...蓋し絶對的多數の大政黨は...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...反つて之れを助くるもの朝野に少なからざるは何ぞや蓋し侯は政治上の顕勢力を有せずと雖も...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...相公閣下、閣下にして若し其初心を点検せば、閣下恐らくは一日も現時の位地に晏然たる能はじ、我輩の見る所に依れば閣下は初期議会を切り抜けたる時を以て、正さしく閣下が政治舞台の千秋楽と為すべかりき、蓋し初期議会は、我国方に憲法政治の開闢時代に属し、内外の人、皆半信半疑の眼を以て、政府及議会の行動を凝視したり、現に欧洲の学者中には、憲法政治を以て東洋人種に適せずと論ずるものありしを見るに於て、政府も議会も、当時実に世界の公試験を受くるの位地に在りたりと謂ふべし...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...衆議院の非藩閥派と其精神を異にせり蓋し衆議院の非藩閥派は...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...更に組織改造論を唱へて第二の排星運動を開始せり蓋し是に依りて板垣総理の時代を復活し...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...蓋し明以來藏書室のありし場所なるを以て...
内藤湖南 「文溯閣の四庫全書」
......
長塚節 「長塚節歌集 中」
...二重意識の相剋による錯乱は蓋し...
中原中也 「詩に関する話」
...蓋し遊行の名に背かず...
原勝郎 「鎌倉時代の布教と當時の交通」
...蓋し文三が叔母の意見に負きたくないと思うも...
二葉亭四迷 「浮雲」
...本品は蓋し中国の原産で...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...蓋しそれは運動的...
三木清 「歴史哲學」
...蓋し時間は兩者同時に存し得ぬところの一の状態が他の状態に所を讓り且つ繼ぐ場合...
三木清 「歴史哲學」
...蓋し忘れ難い記憶になったであろうものをと...
若山牧水 「みなかみ紀行」
便利!手書き漢字入力検索