...ヘーゲルの意味と俺の意味と全然相蓋うてゐぬことは云ふ迄もない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...水其上を蓋うて流る...
大町桂月 「上州沼田より日光へ」
...武蔵野(むさしの)の一郭を蓋う空がゆるやかな弧を描いて...
鷹野つぎ 「窓」
...それが天日を蓋うように繁れば降り来る雨もそれを通して漏り来ることはあるまい...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...棺を蓋うて名定まる何ぞともいふ...
森林太郎 「長谷川辰之助」
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