...図395は真鯵(まあじ)と鰓(えら)蓋と鰭とを示し...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...白張(しらはり)の暖簾(のれん)のような汚れた天蓋(てんがい)から...
泉鏡花 「怨霊借用」
...急いで口に蓋(ふた)をした...
海野十三 「少年探偵長」
...蓋し怪しむに足らざるなり...
高木敏雄 「比較神話学」
...蓋(けだ)し河内介が伏戸をその部屋へ移したのは...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...私は蓋然的にそこから...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...蓋し実験と技術とは実践の系列の二項目であって...
戸坂潤 「科学論」
...蓋を開けて見ると...
戸坂潤 「社会時評」
...前者は天蓋のひもを持ち...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...昨日から宮村座で蓋(ふた)をあけましたから...
中里介山 「大菩薩峠」
...幸ひに髪がふさふさと綺麗だからこの頭蓋骨のなかに菫色の豆ランプをともしつれない恋人よこの美しい角燈(ランターン)を貴女の寝室へ贈らうと思ひます...
仲村渠 「贈物」
...蓋然的な知識でこそ見られるが...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...ノズドゥリョフと妹婿が乗った半蓋馬車(ブリーチカ)と並んで駈けて行ったから...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...蓋し今日の人々にこの光景の聯想は困難であらう...
正岡容 「山の手歳事記」
...ドロドロになった時火から卸(おろ)してアイスクリームの器械がなければ半斤入位の茶筒へ入れて蓋(ふた)をピタリとして...
村井弦斎 「食道楽」
...それからあなたがたがお使いになる硯(すずり)を拝借しましょう」と中将が言ったので女房は棚(たな)の上から出して紙を一巻き蓋(ふた)に入れて硯といっしょに出してくれた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...五九釜蓋朔日(かまふたついたち)七月一日の行事または食物...
柳田国男 「年中行事覚書」
...蓋(けだ)し阿弗利加(アフリカ)を沙漠(さばく)にしたる悪(あ)しき※(ねつ)の気息(いき)のみ...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
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