...真に学者として恥かしからぬ造詣を蓄えて...
内田魯庵 「灰燼十万巻」
...これは本館――いや本艇に予期以上の燃料が蓄えてあったことがわかったので...
海野十三 「火星探険」
...家の中には僅かばかりの蓄えもないので皆が怪しんでいたが...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「阿繊」
...食物も余分の蓄えなんか更になく...
豊島与志雄 「香奠」
...別所君は胸の中にたくさんの不平とか不満とかいうものを蓄えていたのではないかと...
豊島与志雄 「椿の花の赤」
...この庫に蓄えておきました...
中里介山 「大菩薩峠」
...観念を記憶に蓄える際に...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...一般に冬の食料として蓄えることの出来るチイズや...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...ある年の剰余を蓄えて翌年またはその後の欠乏の補いにするのが非常に困難であろうとは...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...その大事な生活力を蓄えて下さい...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...その布施(ふせ)を蓄えては...
吉川英治 「大岡越前」
...糧食も蓄えてありますから」強(た)って...
吉川英治 「三国志」
...そしてそこに蓄えてある兵糧をどしどし漢中へ移送していると...
吉川英治 「三国志」
...孔明が久しく蓄えたここの穀穴(こっけつ)だに焼き尽くせば...
吉川英治 「三国志」
...内に銃槍を蓄えて――しかも...
吉川英治 「新書太閤記」
...一兵一矢(し)の蓄えもなく...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...「白髪(しらが)を蓄えておるよりも剃(そ)り下ろしたほうがきれいである...
吉川英治 「源頼朝」
...黒い顎髯(あごひげ)を蓄え...
吉川英治 「宮本武蔵」
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