...あの大声のラジオや蓄音機などというような唯騒々しいばかりのものなど素(もと)よりその頃はないので...
上村松園 「京のその頃」
...静かに蓄音器を聴いているとか...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...力を蓄えられるようなところがいいですね...
カレル・チャペック Karel Capek 大久保ゆう訳 「RUR――ロッサム世界ロボット製作所」
...蓄音機のラッパというものも私にはあまり気持ちのいいものではなかった...
寺田寅彦 「蓄音機」
...私は蓄音機や活動写真器械で置き換え得られるような講義はほんとうの意味の教育的価値のないものだろうと思っている...
寺田寅彦 「蓄音機」
...やはり何かしらあるものの積分だけは蓄積しているには相違ない...
寺田寅彦 「LIBER STUDIORUM」
...含蓄されている(商品の物神崇拝性)...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...次には土間の蓄えのうちから一掴みの杉の枯葉とやや生のとを拾い五...
中勘助 「島守」
...妾の一人や二人蓄へたところで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...原始的蓄積会社の観がある維新政府の支持によって...
服部之総 「汽船が太平洋を横断するまで」
...蓄音機の音楽でFにダンスを習つたりした...
牧野信一 「或る日の運動」
...蓄音機が廻つてゐる間は...
牧野信一 「眠い一日」
...蓄積によって低落せしめられない...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...綿々とつらぬき流れてゆく女の心の含蓄という奥ゆきが...
宮本百合子 「「愛怨峡」における映画的表現の問題」
...資財の貯蓄もなく...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...仏がお決めなされたものではありません」「知らぬか! 蓄妻肉(たんにく)は...
吉川英治 「親鸞」
...金を蓄(た)めたか」八十三郎は...
吉川英治 「松のや露八」
...大なる資本を蓄積し得よう...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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