...これをさへ「社會をよりよくする事によつてのみ自分をよりよくする事が出來るといふ大切な信念をつかんでゐないのである」と非難する者は衆生濟度の「十分に腰を据ゑた」活動をするにはどれ程の準備と蓄積とが要るかを理解しないものか...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...講義も熱心で含蓄が深いのに...
太宰治 「惜別」
...ピアノやラジオ蓄音器があり...
谷崎潤一郎 「細雪」
...お隣の蓄音器がまたうたひだした...
種田山頭火 「行乞記」
...胸に蓄えてゐる中は...
田山録弥 「大阪で」
...蓄音機を聴きながら...
徳田秋声 「あらくれ」
...例えば吾々は知識を交換し知識を蓄えるという言葉を有つ...
戸坂潤 「科学方法論」
...教育の蓄積としての社会的体面...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...而も、将軍家から、父上は御茶入を拝領して、隠居せよと、謎をかけられていなさるのに、未だ、頑張って――近頃、いろいろの噂の大半は、ここにも原因がござります」「それはのう、久光、斉彬は、蓄財よりも、蓄財を使う奴じゃ...
直木三十五 「南国太平記」
...其(その)財布(さいふ)の僅(わづか)な蓄(たくは)へは此(この)數日間(すじつかん)にどれ程(ほど)彼(かれ)を救(すく)つたか知(し)れなかつた...
長塚節 「土」
...貯蓄らしいものもほんの二三兩はあります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「サト子なの?」右手の壁ぎわに、三面鏡や、電蓄や、レコードの箱や、雑多なものをかた寄せ、その反対側に、夜卓(やたく)とフロア・スタンドをひきつけ、いぜんお祖父さんのものだった、バカでかいベッドのうえで、叔母がむこう向きになって寝ていた...
久生十蘭 「あなたも私も」
...蓄妾淫奔(ちくしょういんぽん)・遊冶放蕩(ゆうやほうとう)...
福沢諭吉 「教育の事」
...それを貯蓄しようと思つた所で...
森林太郎 「混沌」
...素朴な・簡潔な・含蓄のあるガスコーニュ弁がある...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...今日の雪辱を心に蓄えて...
吉川英治 「三国志」
...せっかく蓄えたこの黒髪を...
吉川英治 「私本太平記」
...資本を借り入れかつ蓄積せよ...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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