...凡ての文化と進歩とを蓄えた宏大もない貯蔵場だ――と...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...蓄音機で死んだ親の声を聞くこともできれば...
丘浅次郎 「民族の発展と理科」
...含みを深く湛(たた)えた美の性格を極限の境にまで追及して得た此の奥深い含蓄性は...
高村光太郎 「美の日本的源泉」
...写真機、蓄音機、機関車の模型、それらをせがみ、片つぱしからこはし、次々と倦きて行つた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...色を説いた著者はまた第二百十七段で蓄財者の心理を記述しこれに対する短評を試みている...
寺田寅彦 「徒然草の鑑賞」
...アントアネットはそれに残りの貯蓄を費やした...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ピアノもラジオも蓄音器もあるが...
豊島与志雄 「自由人」
...耕一が出征してからも、美代子とは気安く話が出来ましたし、弟の耕次が高等学校の入学試験をひかえていましたので、その質問にも応じてやりましたし、蓄音器の、いろいろなレコードもありました...
豊島与志雄 「白藤」
...ポエジイとしての余韻や含蓄には欠けてるけれども...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...彼の偉大な蘊蓄(うんちく)に...
ホーソーン Nathaniel Hawthorne 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...それぞれの備蓄が頼りとなる...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「四日闇夜」
...且つ蓄積し得るほどの余裕もなかったために...
柳田国男 「海上の道」
...偏(ひと)えに背後の米国を警戒して不足勝ちな石油を蓄積したいためと伝えられておりますが...
夢野久作 「暗黒公使」
...「蓄音機だよ」と...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...おもいがけない美髯(びぜん)が黒々といつかお顔の半分に蓄(たくわ)えられていた...
吉川英治 「私本太平記」
...婢妾(ひしょう)を蓄えて...
吉川英治 「新書太閤記」
...動因がなければ蓄積はあり得ず...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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