...蒼白い香炉の火の光を浴びた...
芥川龍之介 「アグニの神」
...突然蒼白い顔になった...
芥川龍之介 「母」
...この大きな巨人的水車はまた天の蒼穹とその数々の恒星を回転させるためにも役立ったことになっているのである...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...真蒼(まっさお)な野路を光って通る...
泉鏡花 「歌行燈」
...――そんなにわざわざ蒼(あお)い顔して見せなくたっていいのよ...
太宰治 「愛と美について」
...蒼空に富士の秀峰...
太宰治 「富士に就いて」
...軽く蒼(あお)ざめて言った...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...蒼白いにやけた二十五六歳の...
豊島与志雄 「常識」
...蒼い焔がめらめらと広がるのを見定めて...
豊島与志雄 「白血球」
...蒼白く整った顔からは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...蒼ざめた顔色のお粒が這入つて来た...
林芙美子 「「リラ」の女達」
...顔色の蒼(あお)い...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...蒼白(あおじろ)い光を投げて...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...油煙を吸つてばかりゐるから色が蒼白いに定(きま)つてら...
宮地嘉六 「ある職工の手記」
...病み衰えた蒼白い顔が目にうかんだ...
室生犀星 「性に眼覚める頃」
...真っ蒼な顔してうつ向いた...
吉川英治 「三国志」
...蒼白になって顫(わなな)いていたが...
吉川英治 「三国志」
...思ひがけぬ綿引蒼梧和尚の大きな圖體がのつそりと半吊りの蚊帳から表はれた...
若山牧水 「樹木とその葉」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??