...堂を蒹葭(けんか)と呼んだ大阪町人は実にこの山水の素人作者である...
芥川龍之介 「僻見」
...蒹葭堂の如きもの少し...
芥川龍之介 「僻見」
...支那の哲学を愛した時代のかう云ふ蒹葭堂主人の多識に声誉を酬いたのは当然である...
芥川龍之介 「僻見」
...巽斎の後代に伝へたものは名高い蒹葭堂コレクシヨンを除けば...
芥川龍之介 「僻見」
...豊富なる蒹葭堂コレクシヨンは――殊にその万巻の蔵書は当代の学者や芸術家に大いなる幾多の先例を示した...
芥川龍之介 「僻見」
...僕はその何ものかの中に蒹葭堂主人の真面目を...
芥川龍之介 「僻見」
...たとひ蒹葭堂コレクシヨンは当代の学者や芸術家に寸毫(すんがう)の恩恵を与へなかつたとしても...
芥川龍之介 「僻見」
...巽斎自身行状を記した一巻の「蒹葭堂雑録」は如何にその心の秤(はかり)の平衡を得てゐたかを示すものである...
芥川龍之介 「僻見」
...蒹葭堂コレクシヨンさへ残したのはそれ自身豪奢の俗悪なる所以を示してゐるものと言はなければならぬ...
芥川龍之介 「僻見」
...双無塩(ふたりのあくぢよ)独(ひとり)の西施(せいし)と語(かた)るは蒹葭(けんが)玉樹(ぎよくじゆ)によるが如く...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...かくの如く町人が門閥になつてからの檀那衆の學問を代表するものは木村蒹葭堂である...
内藤湖南 「大阪の町人と學問」
...蒹葭(けんか)茫々たる浮洲(うきす)が...
永井荷風 「放水路」
...依々たる楊柳と萋々(せいせい)たる蒹葭(けんか)とのあるがためであろう...
永井荷風 「向嶋」
...蒹葭は秋より冬に至って白葦黄茅(はくいこうぼう)の景を作る時殊に文雅の人を喜ばす...
永井荷風 「向嶋」
...蒹葭は「あし」「よし」の類なるべし...
正岡子規 「墨汁一滴」
...第1図 14世紀写本の竜画第2図 1600年版 竜と蝮の咬み合いまた『蒹葭堂雑録』に...
南方熊楠 「十二支考」
...『蒹葭堂雑録』の二足蛇のほか本邦にかかる蜥蜴あるを聞かぬが...
南方熊楠 「十二支考」
...漁歌一曲蒹葭底...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
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