例文・使い方一覧でみる「蒹」の意味


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...堂を葭(けんか)と呼んだ大阪町人は実にこの山水の素人作者である...   堂を蒹葭と呼んだ大阪町人は実にこの山水の素人作者であるの読み方
芥川龍之介 「僻見」

...葭堂を訪れる遠来の客に是等のコレクシヨンを示すことを愛した...   蒹葭堂を訪れる遠来の客に是等のコレクシヨンを示すことを愛したの読み方
芥川龍之介 「僻見」

...支那の哲学を愛した時代のかう云ふ葭堂主人の多識に声誉を酬いたのは当然である...   支那の哲学を愛した時代のかう云ふ蒹葭堂主人の多識に声誉を酬いたのは当然であるの読み方
芥川龍之介 「僻見」

...恬淡無欲なる我等の祖国は勿論葭堂コレクシヨンをも無残なる散佚(さんいつ)に任かせてしまつた...   恬淡無欲なる我等の祖国は勿論蒹葭堂コレクシヨンをも無残なる散佚に任かせてしまつたの読み方
芥川龍之介 「僻見」

...畢竟葭堂主人は寥々(れうれう)たる著書と画との外に何も伝へなかつたと言はなければならぬ...   畢竟蒹葭堂主人は寥々たる著書と画との外に何も伝へなかつたと言はなければならぬの読み方
芥川龍之介 「僻見」

...しかし唯その為にのみ葭堂主人を賛美するのは――第一に天下のペエトロンなるものを己惚(うぬぼ)れさせるだけでも有害である!もう一度便宜上繰り返すと...   しかし唯その為にのみ蒹葭堂主人を賛美するのは――第一に天下のペエトロンなるものを己惚れさせるだけでも有害である!もう一度便宜上繰り返すとの読み方
芥川龍之介 「僻見」

...――さう言へば巽斎は不思議にも葭堂主人と号してゐた!しかし棘(とげ)のない薔薇はあつても...   ――さう言へば巽斎は不思議にも蒹葭堂主人と号してゐた!しかし棘のない薔薇はあつてもの読み方
芥川龍之介 「僻見」

...巽斎自身行状を記した一巻の「葭堂雑録」は如何にその心の秤(はかり)の平衡を得てゐたかを示すものである...   巽斎自身行状を記した一巻の「蒹葭堂雑録」は如何にその心の秤の平衡を得てゐたかを示すものであるの読み方
芥川龍之介 「僻見」

...双無塩(ふたりのあくぢよ)独(ひとり)の西施(せいし)と語(かた)るは葭(けんが)玉樹(ぎよくじゆ)によるが如く...   双無塩独の西施と語るは蒹葭玉樹によるが如くの読み方
京山人百樹刪定 「北越雪譜」

...わたくしが好んで葭(けんか)の間に寂寞を求めに行くところである...   わたくしが好んで蒹葭の間に寂寞を求めに行くところであるの読み方
永井荷風 「深川の散歩」

...蜀山人(しょくさんじん)が作にも金竜山下起二金波一〔金竜山下(きんりゅうさんか)に金波(きんぱ)を起(お)こし砕二作千金一散二墨河一千金(せんきん)を砕作(さいさく)して墨河(ぼくが)に散(ち)る別有三幽荘引二剰水一別(べつ)に幽荘(ゆうそう)の剰水(じょうすい)を引(ひ)ける有(あ)りて葭深処月明多葭(けんか)深(ふか)き処(ところ)月明らかなること多(すぐ)れり〕という絶句がある...   蜀山人が作にも金竜山下起二金波一〔金竜山下に金波を起こし砕二作千金一散二墨河一千金を砕作して墨河に散る別有三幽荘引二剰水一別に幽荘の剰水を引ける有りて蒹葭深処月明多蒹葭深き処月明らかなること多れり〕という絶句があるの読み方
永井荷風 「向嶋」

...然るに今日に至っては隅田川の沿岸には上流綾瀬(あやせ)の河口から千住(せんじゅ)に至るあたりの沮洳(そじょ)の地にさえ既に葭蘆荻(ろてき)を見ることが少くなった...   然るに今日に至っては隅田川の沿岸には上流綾瀬の河口から千住に至るあたりの沮洳の地にさえ既に蒹葭蘆荻を見ることが少くなったの読み方
永井荷風 「向嶋」

...当時隅田川上流の葭と楊柳とはわたくしをして...   当時隅田川上流の蒹葭と楊柳とはわたくしをしての読み方
永井荷風 「向嶋」

...葭は秋より冬に至って白葦黄茅(はくいこうぼう)の景を作る時殊に文雅の人を喜ばす...   蒹葭は秋より冬に至って白葦黄茅の景を作る時殊に文雅の人を喜ばすの読み方
永井荷風 「向嶋」

...風景は忽然一変して葭蒼々たる水村の堤になる...   風景は忽然一変して蒹葭蒼々たる水村の堤になるの読み方
永井荷風 「来訪者」

...たまには葭堂(けんかどう)...   たまには蒹葭堂の読み方
正岡子規 「病牀六尺」

...後代あの葭堂(けんかどう)等が支那明清(みんしん)のものに驚きの眼を開いたのも同じでした...   後代あの蒹葭堂等が支那明清のものに驚きの眼を開いたのも同じでしたの読み方
柳宗悦 「民藝とは何か」

...また木村葭堂の葭堂など...   また木村蒹葭堂の蒹葭堂などの読み方
吉川英治 「折々の記」

「蒹」の読みかた

「蒹」の書き方・書き順

いろんなフォントで「蒹」


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深くする   しなびた   押し返そうとする  

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