...「僕は御先へ御免(ごめん)を蒙るから...
芥川龍之介 「路上」
...例によっての大叱責を蒙るものと肚をきめて御前に罷り出た...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...時々おとくい先から店員が手間どって不都合だとお叱りを蒙るけれど...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...僅か三四間の備えしかない小下宿屋よりもその影響を蒙ることが少ない...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...口誦伝承の変化を蒙ることの...
高木敏雄 「比較神話学」
...廿日、己未、故和田左衛門尉義盛の妻、厚免を蒙る、是豊受太神宮七社禰宜度会康高の女子なり、夫謀叛の科に依りて、所領を召放たるるの上、其身又囚人と為る、而して件の領所と謂ふは、神宮一円の御厨たるの間、禰宜等子細を申すに依り、唯に所を本宮に返付せらるるのみならず、剰へ恩赦に預る、是御敬神の他に異るの故なり...
太宰治 「右大臣実朝」
...聖天子の垂知を蒙るは...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...従って戦禍を蒙ることも殆んどなく...
豊島与志雄 「中支生活者」
...いろいろの悪評を蒙るようになったが...
直木三十五 「大阪を歩く」
...御免蒙る」「有村...
直木三十五 「南国太平記」
...眞つ平御免蒙るよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ひとしく同一の徳教を奉じてその徳育を蒙る者が...
福沢諭吉 「徳育如何」
...これは彼らが狩猟や戦争に当って蒙る甚しい困苦と疲労...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...それは前の諸章で述べたと同じ妨げを蒙るのであり...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...ヨオロッパ諸港に穀物を供給する農業国がこの不利益を最も蒙る可能性がないことは...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...更にまた永続的な自然的な変動をも蒙る...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...〔『公衆を(註一)本位そのものが蒙るもの以外の通貨の価値の何らかの他の変動に対して確保し...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...四つの異る事情によりその変動を蒙るであろう...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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