例文・使い方一覧でみる「蒔き」の意味

...種蒔きやら耕作やら... 種蒔きやら耕作やらの読み方
モオパッサン秋田滋訳「初雪」

...そこで直に人蔘やカブラやインゲン豆抔（など）を蒔き... そこで直に人蔘やカブラやインゲン豆抔を蒔きの読み方
石川三四郎「馬鈴薯からトマト迄」

...種子を蒔きつづける... 種子を蒔きつづけるの読み方
犬田卯「瘤」

...「こんなに遅くソラ豆を作っている！　今頃エンドウを作ってる！」――わたしは他人がもう中耕をしてる時分にも蒔きつづけていたのだ――牧師流の農夫には思いもよらぬことであった...
ソーロー　Henry David Thoreau 神吉三郎訳「森の生活――ウォールデン――」

...わたしは独言（ひとりごと）をいった――こんどの夏はこんなにいっしょけんめいに豆だのトウモロコシだのを植えまい、そのかわりに、その種がまだ失われていないならば誠実、真理、単純、信仰、無垢、その他を蒔き、それらがもっと少ない骨折りと肥料をほどこしてもこの土地にそだってわたしのいのちを支えないものかどうかをみよう――この土地はたしかにそういう収穫をあげる力をのこしているはずだから... わたしは独言をいった――こんどの夏はこんなにいっしょけんめいに豆だのトウモロコシだのを植えまい、そのかわりに、その種がまだ失われていないならば誠実、真理、単純、信仰、無垢、その他を蒔き、それらがもっと少ない骨折りと肥料をほどこしてもこの土地にそだってわたしのいのちを支えないものかどうかをみよう――この土地はたしかにそういう収穫をあげる力をのこしているはずだからの読み方
ソーロー　Henry David Thoreau 神吉三郎訳「森の生活――ウォールデン――」

...麦は畝（うね）なしのばら蒔き... 麦は畝なしのばら蒔きの読み方
徳冨蘆花「馬上三日の記」

...さもなければ裏の畑に麦蒔き大根作ることもある... さもなければ裏の畑に麦蒔き大根作ることもあるの読み方
徳冨蘆花「漁師の娘」

...福徳を全市に蒔き散らしてゐると信ずる人もあらうが... 福徳を全市に蒔き散らしてゐると信ずる人もあらうがの読み方
長岡半太郎「大阪といふところ」

...――ホウ種蒔き爺さんがよう出とる……と言い出した... ――ホウ種蒔き爺さんがよう出とる……と言い出したの読み方
中村清太郎「ある偃松の独白」

...かくてわが「種蒔き爺さん」は... かくてわが「種蒔き爺さん」はの読み方
中村清太郎「ある偃松の独白」

...前出の木曾御岳の「種蒔き爺さん」は... 前出の木曾御岳の「種蒔き爺さん」はの読み方
中村清太郎「ある偃松の独白」

...――種蒔き爺さんもまだ見えるほど陽気がおくれて……云々... ――種蒔き爺さんもまだ見えるほど陽気がおくれて……云々の読み方
中村清太郎「ある偃松の独白」

...右手をひろげてあたかも種蒔きをする人の形であって... 右手をひろげてあたかも種蒔きをする人の形であっての読み方
中村清太郎「残雪の幻像」

...忽忘草の種を蒔きに来て下さいと... 忽忘草の種を蒔きに来て下さいとの読み方
平野萬里「晶子鑑賞」

...嫌惡（けんを）と不親切の種を蒔きつゝあると云ふことを感じた... 嫌惡と不親切の種を蒔きつゝあると云ふことを感じたの読み方
ブロンテイ十一谷義三郎訳「ジエィン・エア」

...先ず債務者の門前数尺の地に麦を蒔き... 先ず債務者の門前数尺の地に麦を蒔きの読み方
穂積陳重「法窓夜話」

...遅蒔きながら何とかその腹癒（はらい）せもならぬものかと... 遅蒔きながら何とかその腹癒せもならぬものかとの読み方
南方熊楠「十二支考」