...資料を蒐集しようとも努めなかった...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...――世界中のほとんどあらゆる種類の金(かね)がこの蒐集物の中にあったに違いないと思う...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...犬自身の方から能動的に挑み蒐(かか)るような本能が付与せられているということなのです...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...ホラチウスの版を三百六十五種蒐めた奴が横綱だと謂われている...
辰野隆 「愛書癖」
...古書を蒐めることを絶對に止めてゐるのではないが...
内藤湖南 「藏書家の話」
...ゴンクウルは林忠正の蒐集したる資料に基き北斎伝を著したる翌年...
永井荷風 「江戸芸術論」
...)千八百七十年代の半頃(なかばごろ)に至り日本政府もまた一個の博物館を東京に設立し自国の古美術品を蒐集し始めぬ...
永井荷風 「江戸芸術論」
...巴里においては一個人にして日本画の蒐集をなすもの甚(はなは)だ多くGonse(ゴンス),Bing(ビング),Vever(ヴェヴェール),Gillot(ジョオ),Manzy(モンヂイ),Rouart(ルアール),Galimart(ガリマル)の諸氏に次いでKoechlin(コクラン), 伯爵Camondo(カモンド)らはその最も著名なるものとす...
永井荷風 「江戸芸術論」
...むしろ外国蒐集家の所蔵品の写真版にせられたるものなり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...あの艶(あで)やかな御新造が追蒐(おっか)けて来るにきまっている...
中里介山 「大菩薩峠」
...美術品の蒐集(しゅうしゅう)などという趣味娯楽は...
萩原朔太郎 「秋と漫歩」
...翌文久三年には渋沢栄一が藍玉の売上金で武器を蒐め...
服部之総 「志士と経済」
...もし阿園が望まんには彼はなお幾個の遺物をも蒐(あつ)むべかりし...
宮崎湖処子 「空屋」
...度々蒐集の旅に上った...
柳宗悦 「民藝四十年」
...かくして安永の頃ついに茶碗蒐集に焦慮した雲州不昧(ふまい)公の手に入った...
柳宗悦 「民藝四十年」
...それを蒐集(しゅうしゅう)してみようとする人は稀(まれ)にもなく...
柳田国男 「海上の道」
...珍書画の蒐集に没頭していた故伯爵が四五年前に肺病で死ぬと間もなく未亡人は...
夢野久作 「けむりを吐かぬ煙突」
...みんな蒐(かか)っても――)と...
吉川英治 「宮本武蔵」
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