例文・使い方一覧でみる「葭簾」の意味

...僕等のいるのは何もない庭へ葭簾（よしず）の日除（ひよ）けを差しかけた六畳二間（ふたま）の離れだった... 僕等のいるのは何もない庭へ葭簾の日除けを差しかけた六畳二間の離れだったの読み方
芥川龍之介「海のほとり」

...――僕の目を覚ました時にはもう軒先（のきさき）の葭簾（よしず）の日除（ひよ）けは薄日の光を透（す）かしていた... ――僕の目を覚ました時にはもう軒先の葭簾の日除けは薄日の光を透かしていたの読み方
芥川龍之介「海のほとり」

...葭簾囲（よしずがこ）いの着もの脱（ぬ）ぎ場にも... 葭簾囲いの着もの脱ぎ場にもの読み方
芥川龍之介「海のほとり」

...窓のすぐ下は日覆の葭簾に遮られてゐるが... 窓のすぐ下は日覆の葭簾に遮られてゐるがの読み方
心猿「荷風翁の發句」

...葭簾（よしず）をかけた花屋の車からは... 葭簾をかけた花屋の車からはの読み方
徳田秋声「黴」

...葭簾張の下のベンチのあたりで彼はステツプを踏んだりした... 葭簾張の下のベンチのあたりで彼はステツプを踏んだりしたの読み方
徳田秋聲「老苦」

...だから私が行つた時分葭簾張や菰囲（こもがこ）ひであつたやうな湯までが... だから私が行つた時分葭簾張や菰囲ひであつたやうな湯までがの読み方
徳田秋聲「佗しい放浪の旅」

...粗末な葭簾張（よしずばり）の小屋に... 粗末な葭簾張の小屋にの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...葭簾（よしず）張りや粗末な板屋根の... 葭簾張りや粗末な板屋根のの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...葭簾張（よしずばり）の見通しだ... 葭簾張の見通しだの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...葭簾（よしず）と古い幕をめぐらして... 葭簾と古い幕をめぐらしての読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...「ちよいと親分」八五郎が葭簾（よしず）の間から顎（あご）を出すのです... 「ちよいと親分」八五郎が葭簾の間から顎を出すのですの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...葭簾（よしず）張りの茶店に... 葭簾張りの茶店にの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...錢形の親分さん」平次が葭簾（よしず）の中に顏を突つ込むと... 錢形の親分さん」平次が葭簾の中に顏を突つ込むとの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...半分朽ちた葭簾（よしず）の屋根と... 半分朽ちた葭簾の屋根との読み方
山本周五郎「青べか物語」

...葭簾（よしず）で三方を囲い... 葭簾で三方を囲いの読み方
山本周五郎「嘘アつかねえ」

...ひっそりと暗く葭簾（よしず）が巻いてある... ひっそりと暗く葭簾が巻いてあるの読み方
山本周五郎「柳橋物語」

...葭簾（よしず）張りに色とりどりの暖簾（のれん）を掛けた小屋が並び... 葭簾張りに色とりどりの暖簾を掛けた小屋が並びの読み方
山本周五郎「柳橋物語」

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