...紫色に暮れた砂の上に木部が舟を葦間(あしま)に漕(こ)ぎ返して行く姿が影絵のように黒くながめられた...
有島武郎 「或る女」
...突然葦間の小流れから現れた...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...疎らになった葦間に...
伊藤野枝 「転機」
...葦間の水は冷く光り...
伊藤野枝 「転機」
...あな火ぞ點(とも)る夕づつの葦間にひたる影青に...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...夕(ゆふ)づゝの葦間(あしま)にひたる影(かげ)青(あを)に...
薄田淳介 「白羊宮」
...夜は葦間(あしま)に仮寝(かりね)の夢を結び...
中島敦 「悟浄出世」
...いはけなき鶴(たづ)の一声聞きしより葦間(あしま)になづむ船ぞえならぬいつまでも一人の人を対象にして考えているのですよ...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...人げ遠き葦間(あしま)に来(きた)りしが...
森鴎外 「うたかたの記」
...高き梢、低き葦間に、風吹き立ちて、忽(たちま)ち物皆散(あら)け失せぬ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...秀之進はさっさと葦間の道を去っていった...
山本周五郎 「新潮記」
......
横瀬夜雨 「花守」
...みるまに葦間(あしま)の火光もわめきも遠くにおいて...
吉川英治 「新・水滸伝」
...瀬戸の葦間(あしま)から李逵(りき)と楊林(ようりん)が救いに現われたので...
吉川英治 「新・水滸伝」
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