...「葦原醜男(あしはらしこを)と申します...
芥川龍之介 「老いたる素戔嗚尊」
...葦原醜男を抛りこんだ...
芥川龍之介 「老いたる素戔嗚尊」
...葦原醜男は今時分――」「存じて居ります...
芥川龍之介 「老いたる素戔嗚尊」
...十葦原醜男はためらつた...
芥川龍之介 「老いたる素戔嗚尊」
...その中一つの燕はおいしげった葦原の中の一本のやさしい形の葦とたいへんなかがよくって羽根がつかれると...
有島武郎 「燕と王子」
...枯葦原の火は遠く燃え去つた...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...その栄光をうべなふに――だが其の栄光を支へてゐたのは汚い泥土の湿地を匍匐(はらば)ふ歎く葦原の類(たぐひ)のみでない勝利の偉勲の刃(やいば)でもない...
上里春生 「傾ける殿堂」
...葦原の中心である國...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...葦原色許男(あしはらしこを)の大神二一をもち齋(いつ)く祝(はふり)が大庭(には)二二か」と問ひたまひき...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...「葦原の水穗の國はひどくさわいでいる」と仰せられて...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...「この葦原の中心の國はわたしの御子(みこ)の治むべき國と定めた國である...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...あの葦原の中心の國はもつぱらあなたが平定した國である...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...積善社(せきぜんしゃ)趣意書維昔(むかし)天孫豊葦原を鎮め給いしより...
関寛 「関牧塲創業記事」
...曰く、天照太神心に独り謂えらく、吾幽居するによりて、天下皆闇く、葦原の中国、必ず長夜の如くならん...
高木敏雄 「比較神話学」
...こは葦原色許男という神ぞと詔給いて...
高木敏雄 「比較神話学」
...かたばかりなる葦原あり...
長塚節 「長塚節歌集 上」
...御厨三郎将頼、大葦原四郎将平、そのほか六郎将武などの弟たちは、さんざんに戦って、敵を、ともかく遠くまで撃退したので、「長追いは」と、いましめ合い、「兄者人のお身の上こそ、案ぜられる」と、戦線をさげて、将門の姿を、あちこち求めて来た...
吉川英治 「平の将門」
...いや豊田、御厨、大葦原、石井などにある彼の一族をして、「油断はならぬぞ...
吉川英治 「平の将門」
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