...後に残つた葦原醜男は...
芥川龍之介 「老いたる素戔嗚尊」
...愈(いよいよ)元気の好ささうな葦原醜男と顔を合せた...
芥川龍之介 「老いたる素戔嗚尊」
...葦原醜男は今時分――」「存じて居ります...
芥川龍之介 「老いたる素戔嗚尊」
...十葦原醜男はためらつた...
芥川龍之介 「老いたる素戔嗚尊」
...その中一つの燕はおいしげった葦原の中の一本のやさしい形の葦とたいへんなかがよくって羽根がつかれると...
有島武郎 「燕と王子」
...その栄光をうべなふに――だが其の栄光を支へてゐたのは汚い泥土の湿地を匍匐(はらば)ふ歎く葦原の類(たぐひ)のみでない勝利の偉勲の刃(やいば)でもない...
上里春生 「傾ける殿堂」
...「こは葦原色許男(あしはらしこを)の命といふぞ」とのりたまひて...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...若し海洋の葦原ノ中国を囲続するなく...
高木敏雄 「比較神話学」
...万古不易の豊葦原(とよあしはら)瑞穂国(みずほのくに)...
太宰治 「黄村先生言行録」
...私がそれを覚えて帰れば貧しい者たちにもそれだけ生活の分野を拡げてやることができるのです」と少年は相変らず葦原(あしはら)邦子の額を仰ぎながら...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...この豊葦原の瑞穂の国に生れてきて...
種田山頭火 「其中日記」
...オオナムチ(大己貴)の命がアシハラノナカツクニ(葦原の中国)を皇孫に献上したというそれとは一致しない記紀の記載をも...
津田左右吉 「日本歴史の研究に於ける科学的態度」
...このあたりは一面の荒涼たる枯葦原...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...ゆえに豊葦原はトヨアシハラといってトヨヨシハラとはいわない...
牧野富太郎 「植物記」
...すなわち海陸の交通はわが葦原(あしはら)の中(なか)つ国(くに)のように...
柳田国男 「海上の道」
...葦原の間に発見せられたという霊稲の話が載っている...
柳田国男 「海上の道」
...葦原と白砂の洲が到る処に帯のように続いていた...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...豊葦原(とよあしはら)瑞穂(みずほ)ノ国(くに)は...
吉川英治 「新書太閤記」
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