...著明な学者が講演を行った...
...彼は著明な研究者として知られている...
...彼女は著明な人物の一人である...
...物事を著明に説明する能力は大切だ...
...彼の貢献は著明である...
...(三)思想と文学との両分野に跨(またが)つて起つた著明な新らしい運動の声は...
石川啄木 「弓町より」
...チアノーゼが口唇や指先に著明となる...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...かるが故に此(こゝ)に一コスモポリタン或(あるひ)は一外人を主題とせる一作物ありて其は主題の自然の結果として所謂(いはゆる)国民性に触れたるところ著明ならず(全く之れに触れずとは言ふ能はず)随うて仮りに国民としての意識の満足を此に見るを得ずとせんも...
綱島梁川 「国民性と文学」
...(XX 449 以下)かかる著明の文句を異なる二人に述べしむるは性格描寫として敍事詩人にふさはしからず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...聞くコンスタンチン大帝以後天下の耳目に著明なるの戦争二八六戦...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...ただかの政治上のごときはことにその著明なる一斑のみ...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...伊藤侯の特質として最も著明なるは...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...下院全體の大缺陷なり彼は唯だ其最も著明なる代表者たるのみ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...大隈伯の特質として最も著明なるは...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...下院全体の大欠陥なり彼は唯だ其最も著明なる代表者たるのみ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...――で愚見によりますと鼻の発達は吾々人間が鼻汁(はな)をかむと申す微細なる行為の結果が自然と蓄積してかく著明なる現象を呈出したものでございます」「佯(いつわ)りのない愚見だ」とまた主人が寸評を挿入(そうにゅう)する...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...それが食物と関係があるから極く著明である...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...この樹は喬木で往々巨大なものとなり中には神代桜(ジンダイザクラ)の名で呼ばれる著明なのがあり...
牧野富太郎 「植物記」
...著明な例としては...
柳田國男 「水海道古称」
...一方から見れば退化としか見られぬ事が多い」この事実を最も著明に証拠立てたのが今度の地震であった...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...それを見た我々の祖先の著明なる一人は...
和辻哲郎 「偶像崇拝の心理」
...神と人との間の相違の如く著明になった」と云われる所以を示しているのである...
和辻哲郎 「鎖国」
...深い観念を現わす言葉を浅薄化するという日本に著明な傾向の有力な一例となったのである...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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