...著明な学者が講演を行った...
...彼は著明な研究者として知られている...
...彼女は著明な人物の一人である...
...物事を著明に説明する能力は大切だ...
...彼の貢献は著明である...
...思想と文学との両分野に跨(またが)って起った著明な新らしい運動の声は...
石川啄木 「弓町より」
...かるが故に此(こゝ)に一コスモポリタン或(あるひ)は一外人を主題とせる一作物ありて其は主題の自然の結果として所謂(いはゆる)国民性に触れたるところ著明ならず(全く之れに触れずとは言ふ能はず)随うて仮りに国民としての意識の満足を此に見るを得ずとせんも...
綱島梁川 「国民性と文学」
...ビ教授はそれから後にアメリカへ渡ってかの地でかの著明な大著を刊行したのである...
寺田寅彦 「ベルリン大学(1909-1910)」
...第九回 平民主義の運動 二(同上)そもそもこの平民主義の運動のもっとも著明なるは政治世界にあり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...ただかの政治上のごときはことにその著明なる一斑のみ...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...これは著明な事実だが...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...伊藤侯の特質として最も著明なるは...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...大隈伯の特質として最も著明なるは...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...星亨氏に掻きされて其の腐敗の区域を拡張したるは著明の顕象にして...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...下院全体の大欠陥なり彼は唯だ其最も著明なる代表者たるのみ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...三月後からはもう著明な障害は起こらないようになった...
永井隆 「長崎の鐘」
...その最も著明な証跡とも見るべきは...
穂積陳重 「法窓夜話」
...世にも著明なものとなっている...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...その中にもユズリハが最も目立って著明である...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...この樹は喬木で往々巨大なものとなり中には神代桜(ジンダイザクラ)の名で呼ばれる著明なのがあり...
牧野富太郎 「植物記」
...一方から見れば退化としか見られぬ事が多い」この事実を最も著明に証拠立てたのが今度の地震であった...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...曲線は腰部にあらわれている著明な死斑と共に...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...深い観念を現わす言葉を浅薄化するという日本に著明な傾向の有力な一例となったのである...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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