...曾て新井貝原両先輩が易読の文を綴りて有益の書を著わすを見て常に其の識見の高きを感ずれども...
宇田川文海 「松の操美人の生埋」
...而して其の源は中世紀の文学者リシャール・ド・ビュリーの著わすところ『フィルビブリン』迄溯(さかのぼ)るそうである...
辰野隆 「愛書癖」
...余がこの冊子を著わすただ同志の人に頒ちてその批評を乞わんがためなり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...法蓮房から法然著わす処の撰択集を贈られたのを開いて見てはじめて浄土の宗義を得...
中里介山 「法然行伝」
...撰択集を著わす時もこの人を執筆とした...
中里介山 「法然行伝」
...「物類品隲(ぶつるいひんしつ)」というむずかしい博物の本を著わす一方...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...著わすところの『塵劫記』は極めて広く行われた...
三上義夫 「和算の社会的・芸術的特性について」
...『算法闕疑抄』は礒村吉徳が万治三年(一六六〇)に著わすところ...
三上義夫 「和算の社会的・芸術的特性について」
...『酉陽雑俎』(蜈蚣(むかで)退治を承平元年と見てそれより六十八年前に死んだ唐の段成式著わす)三に...
南方熊楠 「十二支考」
...終始一貫の説を述べ論を著わすは難くもあるかなだ...
南方熊楠 「十二支考」
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