...ふととまどいを感じたが落着く先があるので私の心は案外軽かった...
井上貞治郎 「私の履歴書」
...少し靜かにして落着くといゝさ...
ヘンリック・イブセン Henrik Ibsen 島村抱月譯 「人形の家」
...それでも段々落着くに従って...
大阪圭吉 「花束の虫」
...そこに落着くように勧めたことがあった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...いつまでたっても心が落着くということはないものよ...
豊島与志雄 「反抗」
...呪(のろ)いの火に焼ける竜神村をあとにしてどこへか逃れて行ったが――落着く運命はついにここでありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...これから落着くところは...
中里介山 「大菩薩峠」
...ドレかそのうちの一つに落着く」「は...
中里介山 「大菩薩峠」
...落着く先を見極めさえすれば...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...落着くまで、二三日、あたしの部屋でお預りしましょうか...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...漸く自分は落着くことができました...
堀辰雄 「春日遲々」
...私の「生活」はさつぱり「落着く」段にはならなくつて...
牧野信一 「R漁場と都の酒場で」
...資本の落着く先を決定するに足るほどの期間変動するのであり...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...上野山君の許へ行つて初めて本當に落着くことが出來た...
森田草平 「「青白き夢」序」
...やがて自分も渋好みに落着くだろうと予想している...
柳宗悦 「民藝四十年」
...晩年熊本へ来て落着くまで...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...細川家の客分となって熊本に落着くと...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...八百長に落着くのを見届けてから...
吉川英治 「梅※[#「風にょう+思」、第4水準2-92-36]の杖」
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