...自ら落着くべき故郷も無く...
石川三四郎 「土民生活」
...結局各集団の状況に応じ落着くべきに落着き...
石原莞爾 「戦争史大観」
...手をひかれて自分の席へ落着くまでは...
徳田秋声 「あらくれ」
...そしてまず茶の間に落着くのである...
豊島与志雄 「霧の中」
...クリストフは心が落着くのを感じた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...いよいよそこへ落着くことになった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...そこに落着くのが正しいとか...
中里介山 「大菩薩峠」
...深ければ深いほど落着くが...
中里介山 「大菩薩峠」
...雪は資源であるというような相も変らない話に落着くことになるので...
中谷宇吉郎 「科学は役に立つか」
...娘は少し落着くと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...どう並べてみてもしっくりと落着くのであった...
原民喜 「忘れがたみ」
...うつかりとお蕗の灸でも据えて貰つたら落着くかも知れぬと呟いたのを聴いた時には...
牧野信一 「剥製」
...かかる事態は新らしい一つの均衡の完成によって落着くことになる...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...資本の落着く先を決定するに足るほどの期間変動するのであり...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...やがて自分も渋好みに落着くだろうと予想している...
柳宗悦 「民藝四十年」
...生きてこの激しい世のなかの落着くさまを見とどけたい...
吉川英治 「新書太閤記」
...晩年熊本へ来て落着くまで...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...自責し続けて来たお駒が――ここに落着くともう今でも会いたいように心がみだれてくる...
吉川英治 「柳生月影抄」
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