...柳ちどりさん?」同志の声は悠々と落着いている...
海野十三 「間諜座事件」
...実際電線に止まって落着いている時はほとんど尾を静止させている...
寺田寅彦 「浅間山麓より」
...そのまま落着いている気もしないので...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...煙草をぷかりぷかりやりながら落着いているうちにも...
中里介山 「大菩薩峠」
...今日はそのわりに人が落着いている...
中里介山 「大菩薩峠」
...落着いているようでもやっぱりあわてていたんだね」「なるほどね」「宗次郎の持って来た二百両の金を...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...本人は思いのほか落着いているが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...日頃は落着いている船頭の左太夫が...
久生十蘭 「藤九郎の島」
...克巳がわざとらしく落着いているのも...
久生十蘭 「ノア」
...伊作が巴里に落着いているのは...
久生十蘭 「野萩」
...私の湯呑で白湯(さゆ)を飲んだり何かして落着いている所は...
二葉亭四迷 「平凡」
...土人の樣に落着いている...
三好十郎 「肌の匂い」
...居室に落着いていると...
吉川英治 「三国志」
...勘太は落着いている...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...家に落着いていることもご病気でもないときのほかには……」よく語る夫人である...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...落着いている」「そんな癇(かん)ばしったお声に...
吉川英治 「源頼朝」
...また一気に憤りを爆発させて後の涼しさに落着いているのか...
吉川英治 「宮本武蔵」
...老母(はは)の落着いているのを案じた...
吉川英治 「宮本武蔵」
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