...実際電線に止まって落着いている時はほとんど尾を静止させている...
寺田寅彦 「浅間山麓より」
...死体のごときずっしりとした重さで糞(くそ)落着きに落着いている...
序 豊島与志雄 「ジャン・クリストフ」
...」ゆったりと落着いている...
豊島与志雄 「自由人」
...そのまま落着いている気もしないので...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...こうして落着いているのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...治療は簡単な病気ですよ」と武見さんは落着いている...
中谷宇吉郎 「ジストマ退治の話」
...落着いているがいい――そう言ったところで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...本人は思いのほか落着いているが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...椅子に落着いていることすら...
久生十蘭 「あなたも私も」
...私の湯呑で白湯(さゆ)を飲んだり何かして落着いている所は...
二葉亭四迷 「平凡」
...私はじっと下宿に落着いている事が出来なかった...
松本泰 「日蔭の街」
...態度は落着いているが眼だけは異様に光っている)私 ああ...
三好十郎 「冒した者」
...今井の態度が静かに落着いているだけにこの姿はギョッとする程の印象を与える...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...落着けい」「おれは落着いている...
吉川英治 「大岡越前」
...勘太は落着いている...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...安心して来たものだから……私は落着いているんです」「だけど...
吉川英治 「宮本武蔵」
...ここに落着いている気にもなれない...
吉川英治 「宮本武蔵」
...五郎次が落着いているのを見ると...
吉川英治 「宮本武蔵」
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