...漫画には落想の滑稽な漫画がある...
芥川龍之介 「近藤浩一路氏」
...ステイヴンソンがあの落想(らくさう)を得たのは...
芥川龍之介 「雑筆」
...空華なる落想を拒斥するだけの意味ならば...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...これよりや落想しつるとおもはる...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...何とかいふ町の石彫工塲で落想を得た作品でした...
薄田泣菫 「詩集の後に」
...どんな途方もない落想(らくそう)のある女かと云うことが...
ダウィット Jacob Julius David 森鴎外訳 「世界漫遊」
...思い思いの落想のように...
戸坂潤 「科学的精神とは何か」
...一つの落想ではなくして秩序ある考え方であるべきだからである...
戸坂潤 「科学方法論」
...唯物論の歴史に於ては決して新しい着想や落想ではない...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...現代に於ける唯物論をシェーラーやヤスペルスの落想哲学と並置するのに較べれば...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...文人は年を取るにしたがって落想が鈍くなる...
マルセル・プレヴォー Marcel Prevost 森鴎外訳 「田舎」
...むつかしく云えば落想とでも云うのかなあ...
森鴎外 「里芋の芽と不動の目」
...「新・平家」の落想とて...
吉川英治 「随筆 新平家」
...自分の胸中に落想されてくるもので...
吉川英治 「随筆 新平家」
...そしてあの好短篇を落想したのではあるまいか...
吉川英治 「随筆 新平家」
...一つの落想から出発する...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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