...よくやったね、今回の仕事でも一つも落度がなかったね...
...この失敗は完全に私の落度です...
...落度を許すことなく、完璧な仕事をしようと努力しています...
...彼女は落度なくプロジェクトを進めてくれた...
...これだけやらかしたら、落度とは言えなくて、もう完全にミスだね...
...いや名折は構はないでもつまり職務の落度となるのです...
泉鏡花 「海城発電」
...小池助手に落度のある筈はなかった...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...さういふ風の人にはあまりつきあはせたくないとおもふが……何とか遠ざける工夫をしたいものだがの」落度の意味のわかりしに...
田澤稲舟 「五大堂」
...鳥羽はそれが明らかに卯女子の落度であると解つてゐるやうな場合でも...
田畑修一郎 「鳥羽家の子供」
...私は自分の落度(おちど)を度外視して忠実な車掌を責めるような気もなければ...
寺田寅彦 「雑記(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...こっちの落度になるからと...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...落度をとるようなことがある...
久生十蘭 「ボニン島物語」
...斯う/\云う次第で決してお前さんの落度になりはしない...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...云はるるほどの落度もなかつた...
牧野信一 「裸虫抄」
...彌一右衛門が意地で落度なく勤めるのを知って憎悪を感じるようになって来た...
宮本百合子 「鴎外・芥川・菊池の歴史小説」
...人間の落度といふ如も...
室生犀星 「帆の世界」
...落度の争いは後(のち)のこと...
吉川英治 「江戸三国志」
...ここにおいていたのも長年の落度だった...
吉川英治 「私本太平記」
...勝頼の落度がありましたろうか」「なんの……」雪眉(せつび)の面(おもて)がしずかにまた...
吉川英治 「新書太閤記」
...よいか者ども」「こち徒(と)の落度にゃなりませんかね」「有ていにいったら...
吉川英治 「新・水滸伝」
...いわば彼らの落度になる...
吉川英治 「新・水滸伝」
...けれど俺が君を逃がした落度を背負ッて帰っても...
吉川英治 「新・水滸伝」
...些細な落度を、威猛高(いたけだか)に罵(ののし)って、猿を撲(なぐ)らせたり、蒲団縛(ふとんしば)りにして飯を食わせなかったりした...
吉川英治 「茶漬三略」
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