...よくやったね、今回の仕事でも一つも落度がなかったね...
...この失敗は完全に私の落度です...
...落度を許すことなく、完璧な仕事をしようと努力しています...
...彼女は落度なくプロジェクトを進めてくれた...
...これだけやらかしたら、落度とは言えなくて、もう完全にミスだね...
...始めから、僕の手から出た材料ではないと云つてしまへば、よかつたのだが、それをしなかつたのが、こつちの落度さ...
芥川龍之介 「創作」
...句意は元日に年始に来て大変酔っぱらって失礼をした――何か落度でもあったのであろう――と言って二月になってから詫びに来た...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...幾はきまつて自分の落度にしてしまふのである...
田畑修一郎 「鳥羽家の子供」
...鳥羽はそれが明らかに卯女子の落度であると解つてゐるやうな場合でも...
田畑修一郎 「鳥羽家の子供」
...少しの落度もないやうにと忙しく走り廻つてゐる幾を見すると...
田畑修一郎 「鳥羽家の子供」
...主として禁裡御所へ対する藩の勤を落度の無いように互に相談し合っていたものである...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...あの方の落度(おちど)でございますね...
中里介山 「大菩薩峠」
...もう少しその運命を見届けて来なかった猟師に落度がある――という結論になって...
中里介山 「大菩薩峠」
...また判然と証拠(しょうこ)のない事だから云うとこっちの落度になる...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...御当家の落度ではございませんから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...うっかり治三郎に落度があって破談になれば...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...うつかり治三郎に落度があつて破談になれば...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...身重になつてしまつたといふ落度(おちど)があつたので...
長谷川時雨 「日本橋あたり」
...自分に何か落度でもあるのかと不安な顔をしてゐた...
林芙美子 「浮雲」
...それは君の落度にはならない...
久生十蘭 「魔都」
...ここにおいていたのも長年の落度だった...
吉川英治 「私本太平記」
...何の落度を理由と召されたものか...
吉川英治 「新書太閤記」
...まず落度なく勤めておる」「それは人々が殿へ帰服を示しているからで...
吉川英治 「源頼朝」
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