...其処に氏の考への落ち度があると私は思ふ...
伊藤野枝 「貞操に就いての雑感」
...自分の落ち度をいそがしい執筆と病氣との理由に押し消さうとするのであつた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...人名録を突き附けて先方の落ち度を抑えてやれば好い...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...落ち度もなくて胸を撫(な)で卸(おろ)した次第でありました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...小指にも落ち度はない...
永井隆 「この子を残して」
...王子の落ち度にならないし...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...あなたの落ち度じゃないし...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...起こらなくても私の落ち度じゃないよ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...私の落ち度です」「違います...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...ハリーに落ち度はなかったけど...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...電報が届かなかったのは私の落ち度じゃない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...父上の落ち度でないと私は知っているけれども...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...あの若い商人の方……は私の落ち度を堅く握っていらっしゃるんですわ...
松永延造 「職工と微笑」
...あの落ち度以来私気がひるんでいるんですわ...
松永延造 「職工と微笑」
...良人の情事を自分の落ち度にして...
矢田津世子 「女心拾遺」
...夫人は今度のことを自分の落ち度に思うのである...
矢田津世子 「女心拾遺」
...良人の非行を自分の落ち度に考える夫人は...
矢田津世子 「女心拾遺」
...埒(らち)のあかないのはこっちの落ち度...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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