...のみならずやっと落ちついた宿も夜は大きい火取虫が何匹もひらひら舞いこんだりした...
芥川龍之介 「夢」
...落ちつく処で落ちついた...
石川欣一 「山を思う」
...急げ!」この騒ぎの中に落ちついた号令がたのもしく聞えた...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...満洲から帰って海清寺に落ちついた甚斎は...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...落ちついた気持を抱かさせる...
薄田泣菫 「独楽園」
...落ちついた振りをしていても...
太宰治 「黄村先生言行録」
...そこに落ちついた...
太宰治 「東京八景」
...落ちついた樹明を祝福する...
種田山頭火 「行乞記」
...落ちつきすぎるほど落ちついた...
種田山頭火 「其中日記」
...而も地面へ落ちついた枯葉は...
豊島与志雄 「秋の気魄」
...更に移って東中野(ひがしなかの)へ落ちついた頃には...
永井荷風 「ひかげの花」
...静かな落ちついた口調で言った...
中村地平 「霧の蕃社」
...くみ子も落ちつく處へ落ちついたのかと吻つとする氣持ちだつた...
林芙美子 「多摩川」
...なおしっかりと落ちついた声をあげて彼に挑み...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...もっとおとなしく・落ちついた・仕方にならえという...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...わたしの肉体は落ちついた活動には堪えるけれども...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...雑人(ぞうにん)たちが落ちついた一番最後に...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...そして眉もうごかさない落ちついた態度の美に――何か荘重なものを見ていた...
吉川英治 「宮本武蔵」
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