...だから今朝調べた花にはどれも五つの花弁と五つの萼片とがあるのだ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...夕方になると萼が蕾(つぼ)んで了ふのもある...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...萼たちは暫くの間生き残つて...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...いまは赤黒い萼(がく)だけが意地わるそうに残っている...
太宰治 「正義と微笑」
...花には紫色の三萼片のみあって花弁はなく...
牧野富太郎 「アケビ」
...ただしひとりその実を包む宿存萼には特に辛味があるので...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...グミの花は筒をなした萼から出来ていて...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...すなわちその萼は筒を成していて口部すなわちいわゆる舷部(Limb)が四片に分裂している...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...その花托の頂が萼筒内での蜜槽となり来客として来る昆虫のため...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...その内部に各一個の種子を含んだ四分体がばらばらになって宿存萼の底から出て来て地面に落ちる...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...花下(かか)にある五萼片(がくへん)は宿存(しゅくそん)して花後(かご)に残り...
牧野富太郎 「植物知識」
...そしてこの六花蓋の外列(がいれつ)三片が萼(がく)に当たり...
牧野富太郎 「植物知識」
...花下(かか)に緑萼(りょくがく)があって...
牧野富太郎 「植物知識」
...萼片が花弁状をなしている)の内面は色が暗紫赤色(あんしせきしょく)を呈(てい)している...
牧野富太郎 「植物知識」
...その萼弁(がくべん)が十枚以上あって...
牧野富太郎 「利尻山とその植物」
...その大きさを増そうとして肥料を余計使えばおそらく萼(がく)が破れて直ちに均斉が失われてしまうであろう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...あらゆる社会の抑制的覊絆(きはん)たる人類の萼が破れてしまい...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...たいがい能く熟れ切った杏の萼(がく)は弱くなっていて...
室生犀星 「幼年時代」
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