...しかも垢じみた萌黄色(もえぎいろ)の毛糸の襟巻がだらりと垂れ下つた膝の上には...
芥川龍之介 「蜜柑」
...何等事相発展の裡面に哲理的批判を下す文明的史眼の萌芽なきを以て...
石川啄木 「渋民村より」
...漸く凝固せんとする萌芽を示すに至りたる第二の状態を示す者ならん...
高木敏雄 「比較神話学」
...しかしもしも万一これら質的研究の十中の一から生まれうべき健全なるものの萌芽(ほうが)が以上に仮想したような学風のあらしに吹きちぎられてしまうような事があり...
寺田寅彦 「量的と質的と統計的と」
...この頃になって萌(きざ)しはじめて来た...
徳田秋声 「あらくれ」
...その萌芽(ほうが)をつちかいつつ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...ここで云わなければもう云う機会はあるまいという気がこの時ふと萌(きざ)した...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...生きかえったように私達は私達の思想に青い芽を萌(も)やす...
林芙美子 「新版 放浪記」
...草の萌え茂る時に...
葉山嘉樹 「氷雨」
...意外にも又一縷の希望が萌して来たからでございます...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「うづしほ」
...間もなく蕨の芽が萌えようとしてゐる夢のやうに伸び渡つた草原を一散に駆けて行く野兎の姿が点となるまで見極められるなどといふことは...
牧野信一 「春の手紙」
...こころわれはわが心の萌ざしを売り佗びしきたつきの代となす...
室生犀星 「忘春詩集」
...その萌芽も徒(いたづ)らに枯れてしまひはすまいかと気遣はれる...
森鴎外 「妄想」
...一部にはすでに萌(きざ)していたためとも見られる...
柳田国男 「海上の道」
...「萌は首を刎(は)ねよ...
吉川英治 「三国志」
...張飛の軍を葭萌関に回らせては如何」と口を切った...
吉川英治 「三国志」
...玄徳十万の軍は、趙雲を先手とし、葭萌関に出でて、陣を据え、使者を立てて、黄忠、厳顔を天蕩山より呼びよせ、重き恩賞を賜い、「諸人、汝ら両名を老武者とあなどりたるも、孔明はよくその能を知り、敵軍に向わしめた...
吉川英治 「三国志」
...近国近郡のひろい山野にその気運を鬱然(うつぜん)と萌(も)え出させた原動力は千早であった...
吉川英治 「私本太平記」
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