例文・使い方一覧でみる「萌」の意味


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...漸くして居た肺病はこれより重く...   漸く萌して居た肺病はこれより重くの読み方
石川啄木 「日本無政府主義者陰謀事件經過及び附帶現象」

...僕に邪念の芽(めざし)ありし何よりの証拠じゃ...   僕に邪念の萌芽ありし何よりの証拠じゃの読み方
伊藤左千夫 「野菊の墓」

...鮫皮(さめかわ)に黄糸(もえぎいと)の大菱巻(おおひしまき)の(つか)...   鮫皮に萌黄糸の大菱巻のの読み方
江見水蔭 「備前天一坊」

...憎惡(ぞうを)の情も(きざ)さず...   憎惡の情も萌さずの読み方
高山樗牛 「瀧口入道」

...天塩国留郡留町(てしおのくにるもいぐんるもいまち)であろうが...   天塩国留萌郡留萌町であろうがの読み方
橘外男 「生不動」

...それは少くとも要の中にあるフェミニズムの最初の芽(ほうが)だったであろう...   それは少くとも要の中にあるフェミニズムの最初の萌芽だったであろうの読み方
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」

...一種の義憤を含む例の短気がむらむらと(きざ)したことは...   一種の義憤を含む例の短気がむらむらと萌したことはの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...既に伯林(ベルリン)の悲運の(きざ)しが見えていたのである...   既に伯林の悲運の萌しが見えていたのであるの読み方
中谷宇吉郎 「原子爆弾雑話」

...微(かす)かな不安がまた新らしく(きざ)した...   微かな不安がまた新らしく萌したの読み方
夏目漱石 「道草」

...それ相応に芽を出し生長を遂(と)ぐるものなれば...   それ相応に萌芽を出し生長を遂ぐるものなればの読み方
福沢諭吉 「家庭習慣の教えを論ず」

...この種子からもまた新苗の出することがある訳だが...   この種子からもまた新苗の萌出することがある訳だがの読み方
牧野富太郎 「植物一日一題」

...遂に遠近の地に落下しそこに新苗をして出せしむるに至るのである...   遂に遠近の地に落下しそこに新苗をして萌出せしむるに至るのであるの読み方
牧野富太郎 「植物記」

...まだ(も)えたばかりの草の上にひろげた...   まだ萌えたばかりの草の上にひろげたの読み方
室生犀星 「姫たちばな」

...つまり生きた・自然の・少しもまげられていない・もろもろの徳の芽をもって...   つまり生きた・自然の・少しもまげられていない・もろもろの徳の萌芽をもっての読み方
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」

...奔放自在に荒れまわるであろうところの最も新しい芸術の芽でなければならぬ...   奔放自在に荒れまわるであろうところの最も新しい芸術の萌芽でなければならぬの読み方
夢野久作 「甲賀三郎氏に答う」

...若芽のえ出した柔かな田園...   若芽の萌え出した柔かな田園の読み方
横光利一 「旅愁」

...蜀兵は葭関を出陣して...   蜀兵は葭萌関を出陣しての読み方
吉川英治 「三国志」

...彼はそれを携えて葭関(かぼうかん)にある玄徳にまみえ...   彼はそれを携えて葭萌関にある玄徳にまみえの読み方
吉川英治 「三国志」

「萌」の読みかた

「萌」の書き方・書き順

いろんなフォントで「萌」

「萌」の英語の意味

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