...葡萄(えび)かづらが纏(まと)ひついて...
芥川龍之介 「奉教人の死」
...乾(から)びた葡萄豆(ぶどうまめ)を...
泉鏡花 「薄紅梅」
...ノラ それから葡萄酒...
ヘンリック・イブセン Henrik Ibsen 島村抱月譯 「人形の家」
...『青葡萄(あおぶどう)』という作に...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...葡萄酒の瓶をとりあげ...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「あの顔」
...秋の山に木通(あけび)や葡萄(ぶどう)の蔓(つる)をたずねて...
大下藤次郎 「白峰の麓」
...巴里(パリー)の葡萄検査所の横に...
薄田泣菫 「茶話」
...みよとふたりして摘みとつた一籠の葡萄を膝の上にのせて...
太宰治 「思ひ出」
...葡萄酒が流れてゆくのを堰き止めようと...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...そして自分のライン産の葡萄(ぶどう)酒を自慢した...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...そこで次の朝ノリ子さんを誘ひにいく時二つの球根を乾葡萄の空箱に入れて持つていきました...
新美南吉 「チユーリツプ」
...」「たしかに葡萄酒を召し上り過ぎたのだ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...手にしている葡萄(ぶどう)の皿から...
堀辰雄 「聖家族」
...パッカア方へ葡萄(ぶどう)を買いに立ち寄ったエリザベス・ストライドの同伴者こそは...
牧逸馬 「女肉を料理する男」
...細長い経木の函の中に四半分ほど葡萄(ぶどう)色した煉羊羹(ねりようかん)が残っていた...
正岡容 「寄席」
...みんなは葡萄(ぶどう)のほうへ一生けん命でした...
宮沢賢治 「風の又三郎」
...)バナナン大将の行進歌合唱「いさおかがやく バナナン軍マルトン原に たむろせど荒(す)さびし山河(さんが)の すべもなく饑餓(きが)の陣営(じんえい)日にわたり夜をもこむれば つわもののダムダム弾や 葡萄弾毒瓦斯(どくガス)タンクは恐(おそ)れねどうえとつかれを いかにせん...
宮沢賢治 「饑餓陣営」
...」私は露で冷めたくなつた手に一房の葡萄を攫んで妻の床の傍へ持つていつた...
横光利一 「妻」
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