...私は人力車の上で葡萄を食おうとした...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...ひとり陶然と生一本の葡萄酒の杯を傾けることだろう...
犬養健 「“指揮権発動”を書かざるの記」
...価のたかい葡萄酒を出して...
鈴木三重吉 「デイモンとピシアス」
...やはり和蘭(おらんだ)人か葡萄牙(ぽるとがる)人が輸入した西洋式の武具であって...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...ボルドーは葡萄酒の市場であり...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
... 565働く者は園内に入りて葡萄の房を刈る...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...酔いを醺(くん)ずるには仏国葡萄(ぶどう)の美酒を沽(か)わざるべからず...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...萄葡と固パンを出して私の膝に載つけましたので...
林芙美子 「谷間からの手紙」
...葡萄棚の下のしたたる朝露のもとに...
原民喜 「鎮魂歌」
...さっそく仕度にとりかかり、食糧として小麦粉、炒粟、乾葡萄、塩、唐辛子粉、榧の油、木椀に木匙、羊の長毛を内側にして縫いあわせたツクツク(寝袋)、燧(ひうち)道具、薬品といった類のものを、八貫目ばかり荷にしてテンバという山案内に背負わせ、地図と磁石を靴のなかに隠し、カンプゥタンを出発したのは、明治卅三年の六月十二日のことであった...
久生十蘭 「新西遊記」
...夕靄の降りかけた広い葡萄畑の中で...
久生十蘭 「葡萄蔓の束」
...見てる前で葡萄糖の注射をされ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...いつの間にかその柱に山葡萄が捲きついて...
堀辰雄 「匈奴の森など」
...その男が一昨日の晩私が葡萄(ぶどう)を売った客と同一人であることは断じてまちがいありませぬ...
牧逸馬 「女肉を料理する男」
...又(また)蛋白石(たんぱくせき)を刻んでこさえた葡萄(ぶどう)の置物のような雲の峯は...
宮沢賢治 「蛙のゴム靴」
...濃紫(こむらさき)の山葡萄(やまぶどう)の実が...
宮原晃一郎 「熊捕り競争」
...」は底本では「出た」]葡萄酒のうまいことは云ふまでもない...
與謝野寛 「素描」
...もし一樽の葡萄酒を購買するために...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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