...その一部を抜萃(ばっすい)すれば...
太宰治 「惜別」
...天明六年北尾政演が描ける『狂歌五十人一首』は天明狂歌の萃(すい)を抜きたるものその板画と相俟(あいま)つて狂歌絵本中の冠たるものなり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...抜萃(ばっすい)すると...
服部之総 「空罎」
...拔萃をつくれと言つて何か書類を鼻の前(さき)へ突きつけやがつたけれど...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「狂人日記」
...そういう書物から厖大な抜萃を拵らえたものであるが...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...『パミラ』や『モーアランド伯爵ヘンリイ』から拔萃した戀や冒險の幾くさりかを話して聽かせて...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...この抜萃を試みながら屡々...
牧野信一 「卓上演説」
......
牧野信一 「Hasty Pudding」
...二三個所を抜萃して...
牧野信一 「浪曼的月評」
...碁も打てるぞ」これは原作のまゝなる抜萃であるが...
牧野信一 「浪曼的月評」
...鳴雪翁の選評にかかる俳句選といふものの抜萃(ばっすい)が出て居つた...
正岡子規 「病牀六尺」
...抜萃することとする...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...私が日記體としてそれを拔萃しようとするのは...
水野仙子 「道」
...十一月二十二日(壺井栄あてより抜萃)今年の十二月で読書の第二年度に入るので次年度の予定の大要を書いておきます〔中略〕(一)相変らず統計類を利用しながら日本産業...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...自分もその中から若干の抜萃(ばっすい)をして持っていたのだが...
柳田國男 「和州地名談」
...実はこの抜萃記録は吾輩の「心理遺伝論」の中に挿入しようと思っていたものであるが...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...さてこれが抜萃本でないとすれば...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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