...こは稻羽(いなば)の素菟(しろうさぎ)といふものなり...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...菟上(うながみ)の王は...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...すなはち曙立(あけたつ)の王菟上(うながみ)の王二王(ふたばしら)を...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...満園ノ奇香微風ニ動クハ菟裘(ときゅう)ノ薔薇ヲ栽(うう)ルナリ...
永井荷風 「向嶋」
...僕はまあ木菟ということになろうかな...
中谷宇吉郎 「続先生を囲る話」
...昭和十年一月三上於菟吉(みかみおときち)自序ここにまとめた『日本橋』は...
長谷川時雨、三上於菟吉 「旧聞日本橋」
...実に於菟(おと)女史を以て嚆矢(こうし)とすべし...
福田英子 「妾の半生涯」
...隣村のホテルに又来ているとかという噂が前からあった森於菟彦が突然O村に訪ねて来てから数日後...
堀辰雄 「菜穂子」
...のち三上於菟吉(おときち)と艶名を諷(うた)われ...
正岡容 「わが寄席青春録」
...例へば蔦(つた)といふ秋季の題を得たる時野の宮の鳥居に蔦もなかりけり涼菟(りょうと)の如く蔦といふ実物を句中に現在せしめざるも差支なし...
正岡子規 「俳諧大要」
...かの木菟入(ずくにゅう)こそ怪(け)しからぬ...
南方熊楠 「十二支考」
...今の三上於菟吉ほどの全盛で文壇を唸(うな)らしたほどの男今ではあまり流行らず...
宮武外骨 「一円本流行の害毒と其裏面談」
...もう浅吉の木菟のようなふくらんだ頬っぺたには白く光る不精髭があったし...
宮本百合子 「菊人形」
...「木菟党」をよみ終り...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...「菟原(うばら)ノ薄男(すすきお)といえる人はいつごろ此処(ここ)から去ったのでしょうか...
室生犀星 「荻吹く歌」
...右馬(うま)の頭(かみ)の菟原(うばら)ノ薄男(すすきお)はとある町うらの人の住まない廃家の...
室生犀星 「荻吹く歌」
...伊井蓉峰の父北庭菟玖波も五人男の花形で...
山本笑月 「明治世相百話」
...楢に木菟(みみずく)...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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