...その間(ま)にちよいと私はこの大きな菖蒲を活けてをります...
レミ・ドゥ・グルモン Remy de Gourmont 上田敏訳 「わるい花」
...此洽洲去二中国一已社数万里乃出二菖蒲花桃花酒一之...
高木敏雄 「比較神話学」
...菖蒲(しやうぶ)の節句の日を選び織部正桔梗の方と同列にて諸士を集め和歌の催し事有之(これあり)...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...△花菖蒲の輸出...
種田山頭火 「旅日記」
...曾て十年以前に一度見たことのある菖蒲踊(あやめをどり)のさまなども思ひ出された...
田山録弥 「船路」
...菖蒲(しょうぶ)など咲いていたほど水づいていた...
徳田秋声 「縮図」
...」「もう菖蒲(あやめ)だわ...
徳田秋声 「縮図」
...菖蒲を植えた庭も四...
永井荷風 「向島」
...水仙菖((すゐせんあやめ))に突つ込んで...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...堀切の花菖蒲園の裏...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...折も折端午の節に当つて古風に檐に菖蒲が葺かれてゐた...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...その駒(こま)もすさめぬものと名に立てる汀(みぎは)の菖蒲(あやめ)今日や引きつるとおおように夫人は言った...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ウキは菖蒲(しょうぶ)などの生ずべき地なることがこれでわかる...
柳田國男 「地名の研究」
...菖蒲御寮(あやめごりょう)と呼び慣わされて来たが...
吉川英治 「剣難女難」
...菖蒲の寮の召使で...
吉川英治 「剣難女難」
...菖蒲の寮には侠客が出入りしていたの...
吉川英治 「剣難女難」
...――いづれ菖蒲(あやめ)と引きぞわづらふ...
吉川英治 「随筆 新平家」
...菖蒲革(しょうぶがわ)のほうが...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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