...菖蒲――堀切...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...菖蒲(あやめ)、女丈夫(ぢよぢやうふ)の血に染(そ)まつた凄い短刀...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...その間(ま)にちよいと私はこの大きな菖蒲を活けてをります...
レミ・ドゥ・グルモン Remy de Gourmont 上田敏訳 「わるい花」
...菖蒲(しょうぶ)葺(ふ)いて元吉原(よしわら)のさびれやう大正六年五月三日 帝大俳句会...
高浜虚子 「五百句」
...白や紫の菖蒲の花が...
太宰治 「令嬢アユ」
...一例を挙ぐれば中洲(なかず)と箱崎町(はこざきちょう)の出端(でばな)との間に深く突入(つきい)っている堀割はこれを箱崎町の永久橋(えいきゅうばし)または菖蒲河岸(しょうぶがし)の女橋(おんなばし)から眺めやるに水はあたかも入江の如く無数の荷船は部落の観をなし薄暮風収まる時競(きそ)って炊烟(すいえん)を棚曳(たなび)かすさま正(まさ)に江南沢国(こうなんたくこく)の趣をなす...
永井荷風 「日和下駄」
...菖蒲を植えた庭も四...
永井荷風 「向島」
...あの菖蒲池古墳についてかんがえて見ます...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...このセキショウの菖蒲を中国人は大いに貴び...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...ショウブすなわち白菖(はくしょう)のことである...
牧野富太郎 「植物知識」
...そして菖蒲と書けば...
牧野富太郎 「植物知識」
...しかし傘が菖蒲の端に障(さわ)つてそれで落ちたのだと思ふと...
正岡子規 「病牀六尺」
...また思い返していずれ菖蒲(あやめ)と引き煩い...
南方熊楠 「十二支考」
...そのかわりには五月の節供(せっく)に菖蒲(しょうぶ)を葺(ふ)かず...
柳田国男 「山の人生」
...石の根締めに石菖(せきしょう)...
山本周五郎 「新潮記」
...菖蒲(あやめ)の太刀(たち)と幟(のぼり)とで去年うまれた四男(よなん)目のアウギユストをば祝ふ月...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...五三叉(みつまた)の女屋敷菖蒲(あやめ)の寮は...
吉川英治 「剣難女難」
...菖蒲酒(しょうぶざけ)を注(つ)いでやりながら...
吉川英治 「新・水滸伝」
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