...しかしあの目の細い所などは寧ろ菊慈童にそっくりだった...
芥川龍之介 「滝田哲太郎氏」
...二背中一面に一人は菊慈童(きくじどう)...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...その頃金富町(かなとみちょう)なるわが家の抱車夫(かかえしゃふ)に虎蔵とて背に菊慈童(きくじどう)の筋ぼりしたるものあり...
永井荷風 「礫川※[#「彳+淌のつくり」、第3水準1-84-33]※[#「彳+羊」、第3水準1-84-32]記」
...さらに渓流(けいりゅう)のそばに菊慈童(きくじどう)を配すつもりで...
吉川英治 「新書太閤記」
...下描きしては描き直していた菊慈童(きくじどう)の相貌を――生きているその顔を――いま目に見たような気がしたのである...
吉川英治 「新書太閤記」
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