...それとも亦戯曲の形式に表現すべきものかと云ふことは予め菊池の考へる...
芥川龍之介 「小説の戯曲化」
...菊池君の住んで居る世界と...
石川啄木 「菊池君」
...お菊は、思わず、犬の睨みつけている茂みを、すかして見た...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...しかし戻って来た菊池技師は...
大阪圭吉 「坑鬼」
...先日も、山木田様へお嫁ぎの菊子姉上様より、しんからのおなげき承(うけたまわ)り、私、芝居のようなれども、政岡の大役をお引き受け申し、きらいのお方なれば、たとえ御主人筋にても、かほどの世話はごめんにて、私のみに非ず、菊子姉上様も、貴方へのお世話のため、御嫁先の立場も困ることあるべしと存じられ候ところも、むりしての御奉仕ゆえ、本日かぎりよそからの借銭は必ず必ず思いとどまるよう、万やむを得ぬ場合は、当方へ御申越願度(ねがいた)く、でき得る限りの御辛抱ねがいたく、このこと兄上様へ知れると一大事につき、今回の所は私が一時御立替御用立申上(もうしあげ)候間(そうろうあいだ)、此(こ)の点お含み置かれるよう願上候...
太宰治 「帰去来」
...一時間も前から眼を通していた二十頁(ページ)に近い菊判の雑誌の切抜がやっと終った...
田中貢太郎 「雨夜草紙」
...お菊は水も飲まなければ食事もしないで死んだ人のようになって考え込んでいた...
田中貢太郎 「皿屋敷」
...これは菊亭中納言(きくていちゅうなごん)の血を引いた...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...菊ちゃんが言っていたよ...
豊島与志雄 「好人物」
...菊ちゃん――山本菊子が...
豊島与志雄 「好人物」
...お菊さんは振り向いた...
豊島与志雄 「波多野邸」
...五六輪の豆菊(まめぎく)を挿(さ)した硝子(ガラス)の小瓶(こびん)を花ながら傾けて...
夏目漱石 「野分」
...あの弟分の菊次郎は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...私は小村菊夫と生前たつた一度しか逢つてゐない...
原民喜 「二つの死」
...あの坂の名は汐見坂といふのださうですが、坂の中途に団子茶屋があるので、いつか団子坂と云ひ慣はして、江戸末期の絵図にもダンゴ坂と書いてあります」増田龍雨翁が「下町の話」(『龍雨俳話』所載)にはまた、「団子坂の菊人形は、今の坂の(昔はもつとせまい)両側に、菊人形の小屋が、がつしりした葭簀張で建てられ、立幟に、景気をつけて木戸番が、木戸札を叩上げて争つて客を呼んでゐたものだ...
正岡容 「根津遊草」
...いうまでもなく、菊之丞一行中の、雪之丞の、天から授かったような美色、これまでの役者に見られなかった品の良さ、一挙手、一投足につきまとっている不思議な妖気――と、いったようなものが、この成功の八分を齎(もたら)したのは、誰にも判っていた...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...お菊ちゃんは船頭に...
吉川英治 「松のや露八」
...書き落してならぬものに野菊があり...
若山牧水 「秋草と虫の音」
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