...坂路盡きて菅沼に出づ...
大町桂月 「上州沼田より日光へ」
...日光の湯本の奥から菅沼(すがぬま)...
田山録弥 「談片」
...このホテルから、丸沼湖岸を元へ半廻して、山道を上ってゆくと、菅沼湖に達する...
豊島与志雄 「山吹の花」
...丸沼と菅沼の間、トラックの通る本道を行けば相当の距離がある...
豊島与志雄 「山吹の花」
...菅沼と丸沼との水位の差は三百メートル近くあり...
豊島与志雄 「山吹の花」
...もう丸沼にも菅沼にも心残りはなかった...
豊島与志雄 「山吹の花」
...先輩では木脇兵蔵、野沢小才次、菅沼忠三郎、それから小林伊織、山本新三郎、この二人は私の従弟である...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...また我藩では世子の小姓の菅沼忠三郎というが内命を佩(お)びて九州方面へ使者に行ったのを...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...よく菅沼(すがぬま)の家(うち)へ遊(あそ)びに来(き)た...
夏目漱石 「それから」
...菅沼(すがぬま)の死んだ時も出(で)て来(き)て...
夏目漱石 「それから」
...その帰りに屋敷内に国から来て居る亡兄(ぼうけい)の朋友菅沼孫右衛門(すがぬままごえもん)と云う人の勤番(きんばん)長屋に何か用があって寄(よっ)た所が...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...菅沼岩蔵(すがぬまいわぞう)...
森鴎外 「渋江抽斎」
...菅沼は諸方の中学校に奉職して...
森鴎外 「渋江抽斎」
...同家のあった美濃の国可児(かに)郡の郡名をとり菅沼可児彦と名づけたのもある...
柳田国男 「故郷七十年」
...菅沼などの諸部隊一体に...
吉川英治 「新書太閤記」
...そうだ、菅沼藤蔵だ...
吉川英治 「新書太閤記」
...折ふし、勝入の子息紀伊守が、六千の兵をもって、田(た)ノ尻(じり)へ移動したときなので、その陣容が成るのを待ち、菅沼藤蔵は、そっちへ駈けて行ったのである...
吉川英治 「新書太閤記」
...老番人に訊ねると、これが菅沼、丸沼、大尻沼の源となる水だという...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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