...ついには白莽、柔石等の魯迅の弟子の若い人たちがいっぺんに六人まで殺された...
内山完造 「魯迅さん」
...水莽(すいぼう)という草は毒草である...
田中貢太郎 「水莽草」
...渓の西岸は半は絶壁、半は榛莽で、獣なんか沢山ゐたさうで御座います...
田山録弥 「玉野川の渓谷」
...武蔵野に住んで武蔵野の豪宕莽蒼(もうそう)の気を領(りょう)することが出来ず...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...いわんや草莽(そうもう)の中に蟄伏(ちっぷく)し...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...轅馬海岸砲車も皆鹵莽...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...王莽時代の高句麗侯...
内藤湖南 「日本上古の状態」
...一叢(ひとむら)の灌莽(かんもう)もない...
永井荷風 「放水路」
...戦乱も文化もあまり影響を及ぼさない草莽の土地にある廟であろう...
中谷宇吉郎 「詩人への註文」
...他面――むしろ決定的に――全国「草莽(そうもう)義徒」の組織された圧力を代表することができたからである...
服部之総 「志士と経済」
...粗雑鹵莽(ろもう)取るに足らずとなす...
正岡子規 「人々に答ふ」
......
正岡子規 「墨汁一滴」
...路傍は草莽(さうもう)にて...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...草莽の貧女われすらも襟正し...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...いかに憤って草莽(そうもう)からふるい起ったか...
吉川英治 「上杉謙信」
...趙高王莽(ちょうこうおうもう)の計策(はかり)なきを嘲(あざけ)って時々...
吉川英治 「三国志」
...草莽(そうもう)の微臣どもは...
吉川英治 「三国志」
...草莽(そうもう)の臣下の微志に対して...
吉川英治 「新書太閤記」
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