...鳩は嫁莱の花を踏みながら...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...ヘルンの夢みた蓬莱(ほうらい)のように懐しい日本の島山がある...
芥川龍之介 「長江游記」
...が蓬莱(ほうらい)を飾つた二階にゐれば...
芥川龍之介 「点心」
...午のころ僧は莱(あほね)...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...時に蓬莱の神女、姿を変じて、海士少女となりて、釣舟の中に現われ、勅使を明神の社頭に導き、茲にその蓬莱の神女なる由を明かし、「此君を守りつつ、不死薬を与えん...
高木敏雄 「比較神話学」
...莱(マヽ)竹桃はうまく根ついた...
種田山頭火 「其中日記」
...東海の仙境(せんきょう)蓬莱(ほうらい)の島を...
寺田寅彦 「さるかに合戦と桃太郎」
...月(つき)江上の風の聲むかしの修羅のをたけびのかたみと殘る秋の夜や輕きもうれし一葉(いちえふ)の舟蓬莱にいざさらば...
土井晩翠 「天地有情」
...蓬莱(ほうらい)を飾った床の間には...
徳田秋声 「あらくれ」
...蓬莱亭へ足繁く通うようになった...
豊島与志雄 「反抗」
...多く蓬莱亭へ集るようになってきた...
豊島与志雄 「反抗」
...蓬莱亭と反対の側の軒下の暗がりに佇んで...
豊島与志雄 「反抗」
...別に東莱府多太浦に當て...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...それを蓬莱(ほうらい)の霊液(れいえき)に溶(と)いて...
夏目漱石 「草枕」
...岩木は本物の蓬莱石(ほうらいいし)...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...亀井おばあちゃん又々蓬莱の焼売と肉まん持参...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...この蓬莱館というのはかなりの大きな家(うち)で...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...車持皇子(くらもちのみこ)には東海(とうかい)の蓬莱山(ほうらいさん)にある銀(ぎん)の根(ね)...
和田萬吉 「竹取物語」
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