...余が駒込蓬莱(ほうらい)町に寓居(ぐうきょ)せしとき...
井上円了 「おばけの正体」
...この新鋭の元気で一足飛びに欧米の新文明を極東日本の蓬莱仙洲に出現しようと計画したその第一着手に...
内田魯庵 「四十年前」
...また蓬莱を求めて神仙に会せんと望んだのであろう...
大隈重信 「日本の文明」
...支那神仙説中の蓬莱山が...
高木敏雄 「比較神話学」
...牛曳(ひ)きて春川に飲(みずか)ひにけり六月十四日 東莱温泉...
高浜虚子 「六百句」
...しかし、お祝言の時などの島臺の、れいの蓬莱山、尉姥の身邊に鶴と一緒に侍つて、鶴は千年、龜は萬年とか言はれて目出度がられてゐるのは、どうやらこの石龜のやうで、すつぽん、たいまいなどのゐる島臺はあまり見かけられない...
太宰治 「お伽草紙」
...蓬莱亭から出て帰り途で...
豊島与志雄 「反抗」
...蓬莱亭と反対の側の軒下の暗がりに佇んで...
豊島与志雄 「反抗」
...蓬莱亭の二階でやろう...
豊島与志雄 「反抗」
...蓬莱亭の二階の狭い方の室を占領して...
豊島与志雄 「反抗」
...駒込蓬莱町の下宿にいた...
直木三十五 「死までを語る」
...始皇帝が徐福を蓬莱の島につかわして...
中谷宇吉郎 「古代東洋への郷愁」
...又有夷洲及洲、傳言、秦始皇遣方士徐福、將童男女數千人入海、求蓬莱神仙不得、徐福畏誅不敢還、遂止此洲、世世相承、有數萬家、人民時至會稽市...
范曄 「後漢書倭傳」
...空しく草莱(そうらい)に委し...
日野強 「新疆所感」
...亀井おばあちゃん又々蓬莱の焼売と肉まん持参...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...莱畑の向うには桃の花が...
牧野信一 「繰舟で往く家」
...わたくしは「戯呈山本莱園小島尚古二公子」の詩を読んで是(かく)の如くに解する...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...ともに莱州(らいしゅう)の産(うま)れだが...
吉川英治 「新・水滸伝」
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