...真似をするな、莫迦者!...
...彼は莫迦な賭けをして負けた...
...そんな莫迦なことをするな...
...莫迦な言い訳をするな...
...あなたは莫迦ではないので、もっと勉強しましょう...
...莫迦(ばか)にされさうな気さへする...
芥川龍之介 「芋粥」
...ことに家族制度というものは莫迦げている以上にも莫迦げているのです...
芥川龍之介 「河童」
...かう云ふゲエムの莫迦々々しさに憤慨を禁じ得ないものはさつさと埒外(らちぐわい)に歩み去るが好い...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...僕は大莫迦者(おおばかもの)だった」鳴咽(おえつ)する柿丘の声と...
海野十三 「振動魔」
...「莫迦(ばか)な奴ッ」と宿直が呶鳴(どな)った...
海野十三 「赤外線男」
...私はそんな莫迦げたことを話し合つてゐる職員室を...
太宰治 「津軽」
...酒が飲めんとは……しかも礼儀は莫迦(ばか)に正しいらしいしなあ! わからん...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...といふやうに徳次はそのきよろりとした眼を上げて小莫迦(こばか)にした風に小谷を眺めた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...』『はゝ莫迦な眞似をしたもんだ...
徳田秋聲 「媒介者」
...ありもせぬことをありそうに考えるのは莫迦げているって...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...あんまり莫迦にされてゐるやうなので...
林芙美子 「秋果」
...常識では解せないやうな愉しい莫迦げた人生があつた...
林芙美子 「旅人」
...せいぜい利巧に立ちまわるわ……」「莫迦! ところで考えてるンだけど...
林芙美子 「泣虫小僧」
...本当に莫迦で仕様がないよ……さ...
林芙美子 「泣虫小僧」
...総監は満面に朱を注いで、「莫迦、何をする!」と、叫びながら真名古に躍りかかって激しくその手首を打ち据え、もぎとるようにして封筒を奪い返すと、力一杯に壁の方へ突き飛ばした...
久生十蘭 「魔都」
...「私は莫迦(ばか)だ!」と不意にロチスター氏は叫んだ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...莫迦に忙しさうに歩いて居るぢやないか...
牧野信一 「青白き公園」
...過大に莫迦(ばか)にしてもおりません...
吉川英治 「三国志」
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