...莫斯科市はロシアの首都です...
...ハロルドのマント羽織った莫斯科(モスクワ)ッ子...
太宰治 「猿面冠者」
...何かの用で――たぶん鬚でも剃(そ)りに――莫斯科(モスコウ)からワルソウのほうへ出かけているために...
谷譲次 「踊る地平線」
...莫斯科(モスコウ)から伯林(ベルリン)へ飛行機で飛ぶべく...
谷譲次 「踊る地平線」
...莫斯科(モスコウ)に近づくにつれてだんだん皿とフォウクだけになってしまうし――とにかく欧羅巴(ヨーロッパ)へ行きつくまで何とかして露命をつなぎ...
谷譲次 「踊る地平線」
...莫斯科(モスコウ)まで同車したのは二十一...
谷譲次 「踊る地平線」
...電車にぶら下がる親なし児(ベスプリゾウルヌイ)の大群――莫斯科(モスコウ)は近代のチベットである...
谷譲次 「踊る地平線」
...停車場の石段のうえで私は心中に絶叫した――ははあ! これが莫斯科(モスコウ)か!“So this is Moscow, the city of hidden hopes and treasured secrecy !”そうすると驚いたことには...
谷譲次 「踊る地平線」
...秘都莫斯科(モスコウ)は日光のなかに白っぽくけむっている...
谷譲次 「踊る地平線」
...With its rise and fall,莫斯科(モスコウ)は何かを予言しようとあせっている...
谷譲次 「踊る地平線」
...先頃莫斯科(モスクワ)から帰って来られた小西君に面会しました...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...よほどの才子や莫斯科人の大部分にもちよつと呑みこみにくいやうな気障な言葉づかひで話をした...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...パレスティナから基督の霊柩模型を莫斯科へ携へ帰つた(一五九三年)...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...波蘭王ウラヂスラフ四世の莫斯科進撃に味方した人...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...莫斯科(モスコー)の十字路で硝子(ガラス)箱入の屍蝋(しろう)と化している筈の親友であった...
夢野久作 「書けない探偵小説」
...乗客(じようかく)係が来て莫斯科(モスコオ)から連絡する巴里(パリイ)迄の二等車の寝台(しんだい)が売切れたから一等許(ばか)りのノオルド・エキスプレスに乗つては何(ど)うかと云つた...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...二等の寝台(しんだい)車を待つために幾日(いくか)莫斯科(モスコオ)に滞在せねば成らぬか知れない様な事も堪へられないと思つて...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...某駅から巴里(パリイ)の良人(をつと)と莫斯科(モスコオ)の石田氏とへ電報を出した...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...莫斯科(モスコオ)のグルクスの停車場(ステエシヨン)には朝鮮人の朴(ぼく)氏が来て居て呉(く)れた...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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