...万一新築を許すとしても莫大な権利金を要求するにきまっています...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...人生の各局部に於て陰に陽に女子が国家の富強に及ぼす映響の莫大なるは...
大隈重信 「国民教育の複本位」
...なおその費用の莫大なのに当惑しているときくが...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...生きるためには莫大な生活資料が要る...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...ために費用も莫大なるものになりました御様子で...
太宰治 「右大臣実朝」
...この安産のお守りの功徳の莫大なることと...
中里介山 「大菩薩峠」
...そういう莫大な予算の使途を...
中谷宇吉郎 「琵琶湖の水」
...莫大な利分をあげて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それだけとしては莫大なものではあるけれど...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「ウィリアム・ウィルスン」
...でもなにしろ報酬が莫大なんでね」「家の周囲の地面も含めておやりになったんですね?」「地面にはすっかり煉瓦(れんが)が敷いてあるんでね...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「盗まれた手紙」
...わかい二人に遺言によって莫大な財産をあたえ...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...莫大な費用がかかる...
宮本百合子 「現代史の蝶つがい」
...広範囲にわたって莫大な被害を生じた...
武者金吉 「地震なまず」
...莫大な秋の花をのせている台地であった...
柳田国男 「雪国の春」
...ついに城内から莫大な金を盗み出したことは...
吉川英治 「大岡越前」
...曹操から莫大な兵糧軍需品を...
吉川英治 「三国志」
...兵食の資(たすけ)に当てようと考えるにちがいない」「隴西の青麦は莫大な量です...
吉川英治 「三国志」
...莫大な刀であろうし……などと思い惑ったが...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索