...太陽の大きさは莫大なものであり...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...これが世界的な莫大な富と関係があるものかなあ」せっかくもらったが...
海野十三 「少年探偵長」
...せっかくこれまで莫大な費用と苦心をはらってつくったこの海底要塞のことがばれようものなら...
海野十三 「太平洋魔城」
...――莫大な金を出してつまらぬおもちゃを買う者もいる...
辻潤 「惰眠洞妄語」
...そもそも欧州の帝王宰相らはなんの必要ありてかくのごときの莫大なる常備兵を養うか...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...毎年莫大な注文があった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...余り裕(ゆた)かでない生活(くらし)の中から莫大な費用を割いて...
中島敦 「盈虚」
...この水量がいかに莫大な量であるかということがわかる...
中谷宇吉郎 「アメリカの沙漠」
...あれはあなたにも莫大な価値があります...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...莫大な手切金を頂いて引き下つたものもあれば...
正宗白鳥 「玉の輿」
...この道の最も老練な者どもが一生かかってもほとんど及び得ないくらいの莫大な富をもたらした...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...とても信じられないほどの莫大な身代金を科せられたが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...藩政御困窮の折ゆえ、溺れるもの藁(わら)をもつかむで、殿にも、僥倖(ぎょうこう)をのぞまれるのであろうが、心ある老臣方は、たださえお手許の不如意(ふにょい)なところへ、莫大な失費...
吉川英治 「鬼」
...実に莫大なものを失った...
吉川英治 「三国志」
...莫大なお手当を戴いていて...
吉川英治 「新書太閤記」
...莫大な音物(いんもつ)をたずさえて...
吉川英治 「平の将門」
...莫大な藩財をお費(つか)いなさらなければ...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...しかしながらこれらの種々なる資本がもちこたえる時間には莫大な差異がある...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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