...瑪瑙(めのう)の莢(さや)に...
泉鏡花 「海神別荘」
...針の尖の三四倍もある色のついた細長い尖つた円莢だ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...それを一と莢一と莢...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...莢はだん/\大きくなつて熟して行く...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...ゆく水のながれ薄荷莢(めぐさがまずみ)におほはれ...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...或ものは緑の莢を破りて長く...
宇野浩二 「それからそれ」
...莢(さや)えんどうのような形になった...
海野十三 「火星兵団」
...蚕豆や莢豌豆にはかわいい花が咲いており...
豊島与志雄 「波多野邸」
...夏のころ梅の如き淡紅(たんこう)の花を開き後(のち)莢(み)をむすび熟するときは裂(さ)けて御輿(みこし)のわらびでの如く巻きあがる...
永井荷風 「矢はずぐさ」
...赤豌豆は莢ごとに茹でても莢は食べられない...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...其射干の花が皆莢になつて居た頃に其百姓家へ移つたのであつた...
長塚節 「開業醫」
...娘は金盥の水を手の先で草莢竹桃の根へ掛けた...
長塚節 「開業醫」
...瀧の側からは杉の大木が聳えて其杉の木には蝋が流れたやうに藤の實の莢が夥しく垂れて居る...
長塚節 「佐渡が島」
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長塚節 「長塚節歌集 上」
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野口雨情 「十五夜お月さん」
...贋のインゲンマメのように早くも六月頃に青莢が生るものとみえる...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...白色合弁の脣形花が穂をなして開き後(の)ち丁度キササゲの様な長い莢(さや)の実を結ぶのである...
牧野富太郎 「植物記」
...唐辛子(とうがらし)とか皀莢(さいかち)の莢(さや)とか...
柳田国男 「年中行事覚書」
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