...この莢は長く尖っていて垂れ下がっており...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...僕は綿は棉の木といふ草の円莢に入つてゐる毛房だと云ふ事を知りました...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...莢(さや)えんどうのような形になった...
海野十三 「火星兵団」
...薬莢の方はお邸の塀下に落ちて居り...
海野十三 「省線電車の射撃手」
...薬莢にとめるときについた鍵裂(かぎさけ)の傷がついています」大江山警部は...
海野十三 「省線電車の射撃手」
...」膝の上に莢をためながらおくみは言つた...
鈴木三重吉 「桑の実」
...草の実はふくらみきつた莢からおのづと爆ぜ割れて...
薄田泣菫 「独楽園」
...ザビーネは長衣の中に莢を拾い集めて...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...蚕豆や莢豌豆にはかわいい花が咲いており...
豊島与志雄 「波多野邸」
...瀧の側からは杉の大木が聳えて其杉の木には蝋が流れたやうに藤の實の莢が夥しく垂れて居る...
長塚節 「佐渡が島」
...いくばくも未だへなくに葉がくりに花なりし菽の莢になりつゝ車の上にても暑さはげしきに...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...莢果は長さ六寸ないし一尺ぐらいで少しく膨れ...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...宿存花冠(しゅくそんかかん)の中で長莢(ちょうきょう)状の果実が熟(じゅく)し...
牧野富太郎 「植物知識」
...ミモサの一種たるニッタ(土人はそう呼んでいる)の莢(さや)にある黄色い粉と...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...若芽が莢豌豆とアスパラガスの匂ひを兼ぬるからそれらに代用する...
南方熊楠 「きのふけふの草花」
......
村井弦斎 「食道楽」
...藤の実の形をして莢(さや)が二尺もあり...
柳田国男 「海上の道」
...蓬莢島(ホルモサ)でも一番の大金持...
夢野久作 「名娼満月」
便利!手書き漢字入力検索