...看守は莞然(にこにこ)笑いながら...
福田英子 「妾の半生涯」
...「それは至極好(い)い事(こつ)だ」ト言ッてまた莞然...
二葉亭四迷 「浮雲」
...唯お勢が口ばかりで「アア佳(いい)こと」トいって何故(なにゆえ)ともなく莞然(にっこり)と笑い...
二葉亭四迷 「浮雲」
...螺(さざい)の壺々口(つぼつぼぐち)に莞然(にっこ)と含んだ微笑を...
二葉亭四迷 「浮雲」
...坐舗へ這入りざまに文三と顔を見合わして莞然(にっこり)...
二葉亭四迷 「浮雲」
...莞然(にっこり)ともせず帽子も被ッたままで唯鷹揚(おうよう)に点頭(てんとう)すると...
二葉亭四迷 「浮雲」
...フト両足(りょうそく)を蹈延(ふみの)ばして莞然(にっこり)笑い...
二葉亭四迷 「浮雲」
...莞然談笑されてゐる先生のお姿を打ち見たことがある...
正岡容 「浅草燈籠」
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