...亀頭剥落して莓苔を生ず...
會津八一 「一片の石」
...フェア・ヘーヴン丘(ヒル)でコケモモや青莓(ブルーベリー)をつんで夕食とし...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...唇は小さく莓(いちご)のように真赤でした...
太宰治 「ろまん燈籠」
...黒莓の蔓にからみついたので...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...木莓(きいちご)一株を見つけ出してさえ...
中里介山 「大菩薩峠」
...夏は氷盤(ひょうばん)に莓(いちご)を盛って...
夏目漱石 「虞美人草」
...いないの」下女が来て氷の中へ莓(いちご)を入れるかレモンを入れるかと尋ねた...
夏目漱石 「行人」
...小さい妹の一人が折りとつてくれた木莓(きいちご)の花の一枝があつた...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...莓(いちご)は藪(やぶ)に熟(う)れてゐる...
福士孝次郎 「鸚鵡」
...その先の白莓(いちご)のやうな乳首を二本の指にはさむと...
槇本楠郎 「栗ひろひ週間」
...畑のずいきや莓がよく見えた...
宮本百合子 「からたち」
...子供が莓盗人に這いこんだりしたが...
宮本百合子 「からたち」
...氷河のかげで南国の誇りとするものに劣らぬほど見事に熟した莓や美しい花を摘んだ...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...■木莓(きいちご)――なぜ薔薇には棘(とげ)があるんだろう...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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