...遠くヒマラヤの雪巓を観望する丘の上に燃ゆるが如き壮志を包んだ遺骸を赤道直下の熱風に吹かれつつ荼毘に委したは誠に一代のヒーローに似合わしい終焉(しゅうえん)であった...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...その荼毘の跡には堂を建てて御墓堂と名づけて念仏した...
中里介山 「法然行伝」
...荼毘だ」と丸顔の男は急に焼場の光景を思い出す...
夏目漱石 「一夜」
...漸(ようや)くの事で空しき骸(から)を菩提所(ぼだいしょ)へ送りて荼毘(だび)一片の烟(けぶり)と立上らせてしまう...
二葉亭四迷 「浮雲」
...年末窮鬼を駈る意で鍾馗は漢代臘を以て神荼欝塁兄弟を祭ったから出たのだろ...
南方熊楠 「十二支考」
...在英中土宜法竜僧正から『曼荼羅私鈔』を受け読み噛(かじ)ると...
南方熊楠 「十二支考」
...穀精の狐神をわが国で祭る(『考古学雑誌』六巻二号拙文「荼吉尼天(だきにてん)」参照)...
南方熊楠 「十二支考」
...荼(と)と鬱てふ昆弟(こんてい)二人...
南方熊楠 「十二支考」
...大和(やまと)中宮寺の「天寿国曼荼羅」のおはなしがあった...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...現代の私たちは千余年前にできたあの中宮寺(ちゅうぐうじ)に蔵する「天寿国曼荼羅(てんじゅこくまんだら)」の色彩の前に...
柳宗悦 「工藝の道」
...曼荼羅(まんだら)を構えて...
柳宗悦 「民藝四十年」
...死躰は山で荼毘(だび)にしておろすから...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...そして董荼奴(とうとぬ)や阿会喃(あかいなん)の陣へかくれこんだ...
吉川英治 「三国志」
...阿会喃と董荼奴の縄尻をとって...
吉川英治 「三国志」
...董荼奴(とうとぬ)の輩が内変を起すだろう...
吉川英治 「三国志」
...てまえが」「董荼奴(とうとぬ)か...
吉川英治 「三国志」
...そして董荼奴(とうとぬ)が...
吉川英治 「三国志」
...董荼奴は自分の屯(たむろ)へ帰って行ったが...
吉川英治 「三国志」
便利!手書き漢字入力検索