...のち同火葬場に於て荼毘(だび)に附し申可く候(そうろう)……」この文面から推(お)せば...
海野十三 「火葬国風景」
...その荼毘の跡には堂を建てて御墓堂と名づけて念仏した...
中里介山 「法然行伝」
...福岡で荼毘にふされる...
長塚節 「長塚節句集」
...荼毘だ」と丸顔の男は急に焼場の光景を思い出す...
夏目漱石 「一夜」
...漸(ようや)くの事で空しき骸(から)を菩提所(ぼだいしょ)へ送りて荼毘(だび)一片の烟(けぶり)と立上らせてしまう...
二葉亭四迷 「浮雲」
...年末窮鬼を駈る意で鍾馗は漢代臘を以て神荼欝塁兄弟を祭ったから出たのだろ...
南方熊楠 「十二支考」
...在英中土宜法竜僧正から『曼荼羅私鈔』を受け読み噛(かじ)ると...
南方熊楠 「十二支考」
...これを我輩は多数少国民を荼毒せし文弱化と叫ぶのである...
宮武外骨 「一円本流行の害毒と其裏面談」
...岫雲院で荼(だび)になったのは...
森鴎外 「阿部一族」
...しかもお荼所の岫雲院の井戸にはいって死んだというだけの事実を見て...
森鴎外 「阿部一族」
...その曼荼羅繍帳にふれては...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...立会人も何も無いままに荼毘(だび)に附して...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...夾山の馬岱は、董荼奴が新手をひっさげて、陣地を奪回に来たと聞くと、自身、蛮軍の前へ出て、「董荼奴董荼奴...
吉川英治 「三国志」
...洞将たち、百杖の罰はゆるされないぞ」土兵に命じて、大勢の中で、董荼奴を裸にし、その背へ棍(しもと)をもって百杖の刑打(けいだ)を加えた...
吉川英治 「三国志」
...董荼奴は自分の屯(たむろ)へ帰って行ったが...
吉川英治 「三国志」
...荼毘(だび)(火葬)に付された...
吉川英治 「私本太平記」
...荼毒(とどく)の輩が君の側(かたわ)らにはびこっていたのでは捧げようもない...
吉川英治 「私本太平記」
...列臣の心を荼毒(とどく)するもの...
吉川英治 「新・水滸伝」
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