...箱代並びに荷造り費...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...それは外国人がホテルへついて荷物を大きな荷造りの箱から出したその空箱(あきばこ)がいくつも重ねてある場所であった...
海野十三 「○○獣」
...自分の家具が荷造りされて車にのせられ...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...朝押し入れから蒲団(ふとん)や行李(こうり)を引き出して荷造りをしている間にも...
寺田寅彦 「亮の追憶」
...早くも幾梱(いくこり)かの荷物が出入りの若衆の手で荷造りされ...
徳田秋声 「縮図」
...荷物は取扱ひがはじまり次第荷造りをして...
徳田秋聲 「余震の一夜」
...そうして今や彼は荷造りでもはじめようとするかのようにしかも手荒に行李をかたづけ...
富ノ沢麟太郎 「あめんちあ」
...十八日で観測は切りあげ、翌日は荷造り、二十日に下山、あとは方々への御礼廻りだの、税関だの、帰国手続だのをすませて、二十四日の晩には、ホノルルを立った...
中谷宇吉郎 「黒い月の世界」
...いつものようにお店から甲府の出店へ送る商売物の荷造りをするつもりで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...すつかりと荷造りされたる思想の前に...
萩原朔太郎 「宿命」
...せっせと荷造りをしていた...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...私の小さな居間の壁際には、荷造りして、鍵をかけ、綱をかけられた旅行鞄(トランク)が、一列に並んでゐた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...トランクの荷造りも終わっています...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...寿江の荷造り手つだいます...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...倉出し時には人夫に混って荷造りをしたり番頭の帖づけを手伝ったりして...
矢田津世子 「女心拾遺」
...大した丈夫(じょうぶ)な荷造りにもおよばず...
柳田国男 「母の手毬歌」
...ていねいに荷造りされた荷物のように細君の全身を縛りあげている白い紐は...
山川方夫 「愛のごとく」
......
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??