...背負えるだけは雑穀も荷造りして大小二つの荷が出来た...
有島武郎 「カインの末裔」
...映写機及びその回転動力とをつけて荷造りしたものを数百台用意し...
海野十三 「地球発狂事件」
...荷造り用の藁が散らばっており...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...自分の家具が荷造りされて車にのせられ...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...二包に荷造りして発送する...
種田山頭火 「其中日記」
...朝押し入れから蒲団(ふとん)や行李(こうり)を引き出して荷造りをしている間にも...
寺田寅彦 「亮の追憶」
...行李(こうり)と一緒に父がすばしこく荷造りをすますと...
徳田秋声 「縮図」
...やがて鞄とトランクの荷造りはできあがった...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...余念なくその荷造りを調べている時...
中里介山 「大菩薩峠」
...与一は忙(いそ)がしく荷造りを始めた...
林芙美子 「清貧の書」
...トランクの荷造りも終わっています...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...倉出し時には人夫に混って荷造りをしたり番頭の帖づけを手伝ったりして...
矢田津世子 「女心拾遺」
...自身に荷造りして即刻東京に持帰る途中...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
......
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...荷造りして貰いましょうか」「お易(やす)いことでございます...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...翌日から荷造りにかゝつた...
若山牧水 「樹木とその葉」
...家財の荷造り、市外への運搬、それに対する兵士たちの掠奪、そういう騒ぎが毎日続いた...
和辻哲郎 「鎖国」
...フロイスもまた家財の荷造りや発送をはじめた...
和辻哲郎 「鎖国」
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