例文・使い方一覧でみる「荷足」の意味

...荷足船（にたりぶね）の薄赤い提灯（ちょうちん）が... 荷足船の薄赤い提灯がの読み方
江戸川乱歩「一寸法師」

...そこへ早や一隻の荷足（にた）り船（ぶね）を漕いで... そこへ早や一隻の荷足り船を漕いでの読み方
江見水蔭「悪因縁の怨」

...私は帰りに吾妻橋の袂から荷足船で兵士に渡してもらって... 私は帰りに吾妻橋の袂から荷足船で兵士に渡してもらっての読み方
田中貢太郎「死体の匂い」

...川幅よりも長そうな荷足りや伝馬（てんま）が... 川幅よりも長そうな荷足りや伝馬がの読み方
谷崎潤一郎「秘密」

...今宵あれらの水びたしの荷足（にたり）はすべて昇天しなければならぬ... 今宵あれらの水びたしの荷足はすべて昇天しなければならぬの読み方
富永太郎「橋の上の自画像」

...バッテラと荷足とは一日の借賃（かりちん）に非常な相違があった... バッテラと荷足とは一日の借賃に非常な相違があったの読み方
永井荷風「夏の町」

...旧来の伝馬船（てんません）や荷足（にたり）ではなく... 旧来の伝馬船や荷足ではなくの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...橋や荷足（にたり）を見残しながら... 橋や荷足を見残しながらの読み方
中原中也「山羊の歌」

...御用船のほうは上り下りの荷足（にたり）の狭間（はざま）へはさまって退（の）くも引くもならなくなってしまった……」顎十郎は話などはそっちのけ... 御用船のほうは上り下りの荷足の狭間へはさまって退くも引くもならなくなってしまった……」顎十郎は話などはそっちのけの読み方
久生十蘭「顎十郎捕物帳」

...ギッシリ荷足と組みあってしまって思うようにならない... ギッシリ荷足と組みあってしまって思うようにならないの読み方
久生十蘭「顎十郎捕物帳」

...……あっちの荷足をしかりつけ... ……あっちの荷足をしかりつけの読み方
久生十蘭「顎十郎捕物帳」

...川には荷足も数多く... 川には荷足も数多くの読み方
久生十蘭「顎十郎捕物帳」

...五艘ばかりの荷足船（にたりぶね）で... 五艘ばかりの荷足船での読み方
山本周五郎「風流太平記」

...荷足船が二艘（そう）もやってあり... 荷足船が二艘もやってありの読み方
山本周五郎「樅ノ木は残った」

...広い川面に珍しく荷足（にたり）も動かず... 広い川面に珍しく荷足も動かずの読み方
山本周五郎「柳橋物語」

...八丁堀の仲ノ橋から乗合の荷足（にたり）舟... 八丁堀の仲ノ橋から乗合の荷足舟の読み方
山本笑月「明治世相百話」

...その間を縫う小揚げの伝馬や荷足船... その間を縫う小揚げの伝馬や荷足船の読み方
山本笑月「明治世相百話」

...荷足舟（にたりぶね）ぐらいな... 荷足舟ぐらいなの読み方
吉川英治「新書太閤記」

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