...彼の言葉遣いは荘重で、周りから尊敬されていた...
...彼女の荘重な態度に、周囲の人たちは敬意を表した...
...荘重に返答することが、社交的な場面で大切である...
...あの老人は荘重な雰囲気を持っている...
...彼の荘重な演説は、多くの人々の心を動かした...
...秋ふかき隣は何をする人ぞかう云ふ荘重の「調べ」を捉(とら)へ得たものは茫々たる三百年間にたつた芭蕉一人である...
芥川龍之介 「芭蕉雑記」
...そしていまや新しい情景が――男を飾る危険と荘重の情景が...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...そしてもう一人の男の過失(それさえもう今は悪かったことに気がついているだろうと思いますが)をもって私をお責めくださいませんように」 そして文章の荘重なリズムのなかに投げ出すごとき最後の主張と...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...その云いまわしは典雅荘重をきわめていた...
相馬泰三 「田舎医師の子」
...いとも荘重(そうちょう)に片手を差伸(さしの)べた...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...なんだかずっと荘重になってくるようだ...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...その賤(いや)しい痛ましい荘重さをもって群集のうちに展開していた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...荘重な能弁で説かれると...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...西洋の詩は荘重典雅なクラシカルの押韻詩に始まっているのに...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...そして旋律自体は、ハリスには聞きなれたものと思われなかったが――たしか、荘重な、威厳のある、陰欝なミサの音楽のようだった...
アルジャナン・ブラックウッド 森郁夫訳 「秘密礼拜式」
...荘重(そうちょう)なサザンプトン・ロウ大通り前の...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...この提灯の文字を読め! そう云う荘重ぶった恰好(かっこう)で近よって来た...
本庄陸男 「石狩川」
...全くの荘重味に欠けた化物のやうに眼玉を白黒させ...
牧野信一 「幽霊の出る宮殿」
...彼は渺然としかも荘重に...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「小フリイデマン氏」
...しかもその態度がいかにも荘重であったこと...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...しかし、この言葉をかさねるたびに、彼の語気は、静かに、荘重に、何かしら濁(にご)りの澄んでくるようなものがあった...
吉川英治 「上杉謙信」
...荘重なる慷慨(こうがい)の気と...
吉川英治 「三国志」
...国を思う熱意のほとばしりと憂いとに荘重なひびきをおび...
吉川英治 「新・水滸伝」
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