...彼の言葉遣いは荘重で、周りから尊敬されていた...
...彼女の荘重な態度に、周囲の人たちは敬意を表した...
...荘重に返答することが、社交的な場面で大切である...
...あの老人は荘重な雰囲気を持っている...
...彼の荘重な演説は、多くの人々の心を動かした...
...ちょいと気取った威厳と荘重のうちにその推進機の廻転を開始した...
谷譲次 「踊る地平線」
...最後に五度音程下の最も荘重な鐘の音が...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...荘重な幻影を道化(どうけ)た幻と変えるまでである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...さかりがついて荘重に身顫ひをする野原の中には泥に塗(まみ)れた小石の堆積(やま)なぞ見受けるもので...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...高遠荘重なる点において...
野村胡堂 「楽聖物語」
...造形美術の如き荘重の美を構想しようとするのであって...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...わたしの歌が一向に詩人の趣きをつたへて荘重ではなく Haunted――どころか...
牧野信一 「幽霊の出る宮殿」
...当時は荘重を損じたように感じたのだから...
森鴎外 「訳本ファウストについて」
...沈黙は彼らにとって尊厳荘重の態度であるばかりでなく...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...特殊な注意をもって荘重な単語を選抜し...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...あらゆる荘重(そうちょう)なる儀式を備えて...
柳田国男 「海上の道」
...特に荘重な形に改めて...
柳田国男 「年中行事覚書」
...聞いたかいまのお言葉を」吾助は荘重な眼つきをした...
山本周五郎 「長屋天一坊」
...極めて荘重な足取で...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...よく新聞や雑誌に出て来る外国の大政治家のように荘重な眼付をした...
夢野久作 「老巡査」
...将士の戦意はそれがためむしろ荘重を加えている...
吉川英治 「新書太閤記」
...そして眉もうごかさない落ちついた態度の美に――何か荘重なものを見ていた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...軽快奔放にしてしかも荘重高雅な力の諧調を示している...
和辻哲郎 「偶像崇拝の心理」
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