...彼の言葉遣いは荘重で、周りから尊敬されていた...
...彼女の荘重な態度に、周囲の人たちは敬意を表した...
...荘重に返答することが、社交的な場面で大切である...
...あの老人は荘重な雰囲気を持っている...
...彼の荘重な演説は、多くの人々の心を動かした...
...其の闊大(かつだい)荘重(そうじゅう)の景象...
石井研堂 「大利根の大物釣」
...ばかばかしく荘重な声で...
太宰治 「春の盗賊」
...一見極めて荘重なものにまで及んでいる...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...平静に生きて荘重に死んで行く...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...荘重にして且つ豪華なるは大隈伯なり伊藤侯は威儀を修めて未だ雋俗ならず大隈伯は偉観を求めて終に閑雅の風に乏し大隈伯に逢ふものは...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...クリストフはその音楽と音楽家らとの滑稽(こっけい)な荘重さに放笑(ふきだ)した...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...荘重なる音と堂々たる句法とによってそれによく調和している...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...しかし自分の画版(カンバス)はあまりに狭く自分の目の前にひろがっている世界はあまりに荘重美麗である...
永井荷風 「霊廟」
...荘重の形式ぶった貴族趣味を高調した...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...まことに荘重類ない眺めであった...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...楓の林は荘重に陰欝に黝み...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...その影に――その建築に――その蔦(つた)のまつわった荘重な軒蛇腹(のきじゃばら)に...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「しめしあわせ」
...身振りは雄大荘重であった...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「幸福への意志」
...到底荘重謹厳を要する儀式文には適用するにたへないと非難してゐた者もあつたのである...
水野葉舟 「言文一致」
...山苔日苔の肌の荒いのは一層の荘重を感じさせるものである...
室生犀星 「庭をつくる人」
...未来において一層荘重な新訳が出るならば...
森鴎外 「訳本ファウストについて」
...且(か)つ荘重であった...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...辞句荘重を極めている...
吉川英治 「三国志」
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