...彼の言葉遣いは荘重で、周りから尊敬されていた...
...彼女の荘重な態度に、周囲の人たちは敬意を表した...
...荘重に返答することが、社交的な場面で大切である...
...あの老人は荘重な雰囲気を持っている...
...彼の荘重な演説は、多くの人々の心を動かした...
...一つは荘重な心もちがする...
芥川龍之介 「雑筆」
...それも此の楽器特有の潮の湧き起るような荘重(そうちょう)なのではなく...
岩本素白 「六日月」
...荘重(そうちょう)なこえで...
海野十三 「火薬船」
...それを書生の木島さんが哲学者ぶった荘重な口調で何かと慰めていたのは滑稽だった...
太宰治 「正義と微笑」
...アニュータ!」そして不意に荘重に声を落しながらつづけた...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「頸の上のアンナ」
...いとも荘重(そうちょう)に片手を差伸(さしの)べた...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...荘重で峻厳なカーライルの文体を思わせるところがある...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...行司の古典的荘重さをもった声のひびきがちゃんと鉄傘下(てっさんか)の大空間を如実に暗示するような音色をもってきこえるのがおもしろい...
寺田寅彦 「相撲」
...以為らく未来の立憲大臣たるものゝ態度正に爾かく荘重なるべしと其一たび口を開くや...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...俳優らの声はこの上もなく豊量で緩(ゆる)やかで荘重で厳格だった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...マリユスは荘重な声で付け加えた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...このことばには荘重(そうちょう)なものがあって...
中里介山 「大菩薩峠」
...ゴシック風に荘重典雅のものやは...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...邸や家具調度だけが荘重で...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...その袍の袖を荘重にはためかす時...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...荘重なウクライナの小夜鳴鳥(ナイチンゲール)の啼き声が降るやうにわきおこつて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...宮中どおりに行なわれた荘重な式であった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...そしてなお荘重な語をつづけていう...
吉川英治 「上杉謙信」
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