...荒縄を使って釣り糸の結び目を作る...
...荒縄で柵を作る。...
...山でのトレッキングには、強い荒縄が必要...
...荒縄の鈍い切れ味に注意して、細かい作業には向かない...
...荒縄を握りしめ、力強く引っ張ると太い木を引き倒せる...
...洋装のカオルと山治とが荒縄でもってグルグル巻きに縛り合わされていた...
海野十三 「蠅男」
...荒縄で腹巻した神輿かつぎの若者十数人のために...
江見水蔭 「怪異暗闇祭」
...古雑巾のやうな海鼠の体を荒縄で括しつけて...
薄田泣菫 「独楽園」
...手は早くも荒縄を解いていました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...荒縄(あらなわ)で縛(しば)られて...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...捕虜達をしばっている荒縄を...
豊島与志雄 「金の目銀の目」
...爺さんは荒縄でその両脚をくくった...
中村地平 「南方郵信」
...あたかも荒縄で組み立てられたるかの感が起る...
夏目漱石 「それから」
...半身裸のまま荒縄で縛り上げられました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...木戸の外には荒縄がうんとある...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...螺旋状に巻かれた荒縄は私の内臓器官と神経系統に相当する――と私は想像したのである...
牧野信一 「心象風景」
...……表から志水が仕事着のまゝ新しいシヤベルを五六丁荒縄でしばつたのを担いで入つて来る)志水 う...
三好十郎 「地熱」
...荒縄で縛ってもらった...
柳宗悦 「京都の朝市」
...腰の荒縄の上にコスリ付けた...
夢野久作 「白菊」
...荒縄に引つくゝりて土間へ卸しつ...
夢野久作 「白くれない」
...注連(しめ)のついた荒縄(あらなわ)がギリギリとかれの腕(うで)へまわされた...
吉川英治 「神州天馬侠」
...体は荒縄でしばられていた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...逆茂木(さかもぎ)へ縦横に張りめぐらしてある荒縄を断(た)ち切れ...
吉川英治 「源頼朝」
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