...今日は荒磯で釣りを楽しみました...
...荒磯の岩場で泳ぐのは危険です...
...荒磯に生息する魚たちが美味しいと評判です...
...荒磯で初めて海釣りを体験しました...
...荒磯を歩きながら景色を楽しんだ...
...夜の叫びも荒磯(ありそ)の黒潮も...
石川啄木 「詩」
...火(ひ)の海(うみ)の荒磯(あらいそ)と云(い)つた處(ところ)に...
泉鏡太郎 「艶書」
...漁村なるわが町内の晩のお菜(かず)に――荒磯に横づけで...
泉鏡花 「貝の穴に河童の居る事」
...西の世界の不思議なる遠荒磯(とほつありそ)に...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...荒磯(ありそ)にこそはつきにけれ...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...アフリカの山奥や南洋の荒磯に住んでいる土人らの中にも敵を恐れぬ勇気...
丘浅次郎 「戦争と平和」
...もつとも丹後の荒磯の風流人ぢや無理もないがね...
太宰治 「お伽草紙」
...荒磯はあばら骨を三本折って...
太宰治 「新釈諸国噺」
...伊良湖の荒磯で貝穀(マヽ)を拾ひ若布を拾うたことは忘れられない...
種田山頭火 「旅日記」
...まるで荒磯(あらいそ)のように石だらけの道だった...
壺井栄 「二十四の瞳」
...私はひとりで荒磯の岩陰などにいて...
寺田寅彦 「柿の種」
...荒磯蔭のうつせ貝聲なきものを何人か海のしらべをこゝろねを其一片に聞き(三)にけむ...
土井晩翠 「天地有情」
...松葉焚き煤火すゝたく蜑が家に幾夜は寢ねつ雪のふる夜も波崎のや砂山がうれゆ吹き拂ふ雪のとばしり打ちけぶる見ゆしらゆきの吹雪く荒磯にうつ波の碎けの穗ぬれきらひ立つかも吹き溜る雪が眞白き篠の群の椿が花はいつくしきかも波崎雜詠のうち薦かけて桶の深きに入れおける蛸もこほらむ寒き此夜は利根の河口は亂礁常に波荒れて舟行甚だ沮む...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...己が上を知らずして夕ぐれ一人荒磯の暗きに立つを危むか心やすかれ...
横瀬夜雨 「花守」
...大荒磯崎にて海が急に膨(ふく)れ上がり...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...ゆうべ荒磯の風のまッ暗なうちを...
吉川英治 「私本太平記」
...そのときはもう美田院の荒磯のほうから二人の僧をとりかこんだ一群の兵が...
吉川英治 「私本太平記」
...岬(みさき)の断崖の下に搏(う)つ荒磯の白い浪も下に見えた...
吉川英治 「源頼朝」
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