...遉(さす)がの動坂一派の荒武者どもも...
海野十三 「深夜の市長」
...どんなに荒武者が来るかとビクビクものでいたんですよ...
中里介山 「大菩薩峠」
...信長ほどの荒武者に「九条殿はおれに礼を言わせに来られた」とぶつつかせたのは...
中谷宇吉郎 「露伴先生と神仙道」
...ほとんど平和や休息を味わったことのないような荒武者でした...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...荒武者は、業を煮やして、稍ともすれば大声を挙げて、自分達が、如何に物凄い、人を人とも思はぬ、世の中で何も俺達は怖ろしい者を知らぬ! といふ、真に烈しい啖呵をきりながら、合間合間に、自分達の左様な経歴などをさしはさんでは見得を切つてゐるのです...
牧野信一 「捜語」
...荒武者は私に向つて...
牧野信一 「捜語」
...恰も出陣の首途についた荒武者との別れを惜しんでゐるかの模様であつた...
牧野信一 「ダニューヴの花嫁」
...悪人の脇腹を突いた荒武者のそれのように力一杯に突き出し...
牧野信一 「吊籠と月光と」
...この奔放無礙なる大振舞ひに一途の精神を打ち込めた太鼓たゝきの荒武者の打ち鳴らす太鼓の音は...
牧野信一 「バラルダ物語」
...荒武者が此処を先途と打ち鳴らす竜巻村の大太鼓の音が人波を分けて...
牧野信一 「バラルダ物語」
...荒武者の声で「火の用心」などと呼ぶ...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...領事の顔を立てるために香港を飛び出した位の荒武者だったから...
夢野久作 「幽霊と推進機」
...大太刀に柄のついたような獲物を持った荒武者である...
吉川英治 「上杉謙信」
...この一個の荒武者を...
吉川英治 「私本太平記」
...三人の荒武者(あらむしゃ)の肉(にく)をさき...
吉川英治 「神州天馬侠」
...荒武者の中でも、精悍無比(せいかんむひ)な中川瀬兵衛は、小面憎(こづらにく)く思ったか、「清秀がここにおるぞ」といわんばかり、わざと大きな咳払(せきばら)いを一つひびかせた...
吉川英治 「新書太閤記」
...日ごろの荒武者どもを...
吉川英治 「新書太閤記」
...戦国の荒武者どもにも...
吉川英治 「新書太閤記」
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