...荒木田守武という人も宗鑑とほとんど同時代に出て連歌を脱却して俳諧を創設した別の一人であります...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...逢(あ)えやしないよ」あなたがしゃちこばっていうと「それは変ですねえ」と荒木夫人は一足進んで言った...
竹久夢二 「少年・春」
...かねて村丸贔屓の城主荒木は...
太宰治 「新釈諸国噺」
...武士道と百姓道荒木大将(当時は中将)が陸軍大臣になった時...
戸坂潤 「社会時評」
...そして、無意識に、荒木が、打込んでくるであろう刀を防ごうとした時、身体が崩れてよろめいた...
直木三十五 「寛永武道鑑」
...荒木と戦っているのが見えた...
直木三十五 「寛永武道鑑」
...荒木と太刀打をしたが...
直木三十五 「寛永武道鑑」
...荒木さんのおばさん...
永井荷風 「ひかげの花」
...かの荒木又右衛門が手並(てなみ)を現わした敵打(かたきう)ちの名所...
中里介山 「大菩薩峠」
...素人(しろうと)細工で建てた荒木の小屋でした...
野村胡堂 「江戸の火術」
...壁の繕(つくろ)いか何かに使った荒木田(あらきだ)が...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...渋谷花柳界での荒木山に妻の姓〔別姓〕である「今村」の看板を掲げたのであったが...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...わたくしは下(しも)に姻戚荒木三雄さんの書牘を節録して...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...死を枕とし一摂津(せっつ)の荒木村重(むらしげ)の位置はいま重要な性格を持っている...
吉川英治 「黒田如水」
...荒木村重だといえよう...
吉川英治 「新書太閤記」
...荒木村重をして孤立化せしめる――そういう方針であった...
吉川英治 「新書太閤記」
...ここに帷幕(いばく)している荒木山城守...
吉川英治 「新書太閤記」
...今朝、子等之館(こらのたち)の内塀の蓑掛(みのかけ)に、持主の知れないこの大小がかけてあって、ほかの品物(しな)とちがい、巫女(みこ)たちが気味悪がるので、自分が届けに持って来たのですと話すと、荒木田氏富も、「ホ? ……」白い眉を顰(ひそ)め、いぶかしげに眺めていたが、「参拝人のものでもないのう」「ただの参拝人が、あんなところへ入って来るわけはありません...
吉川英治 「宮本武蔵」
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