...前田さん、西郷さん、荒木さんは、それぞれ、その犬の飼ひ主の名前であります...
太宰治 「このごろ」
...その人が池田の荒木といふ家に養子に行つたのであります...
内藤湖南 「大阪の町人學者富永仲基」
...半兵衛が「それも、そうだが、荒木は、柳生宗矩(むねのり)殿の弟子として、又右衛門という但馬守殿の通称を、譲られた位の愛(まな)弟子故と――今一つは、例の河合又五郎の一件に、助太刀をしてもおるし、一期の晴れの場所故、一生の思出として、荒木も出たかろうし、但馬殿も、出したかったのであろう」「成る程、そういう事情があるかもしれぬ...
直木三十五 「寛永武道鑑」
...わしよりは、当世であろうか、わしは、此奴が、只一人で、江戸を追われたと聞いた時、すぐ、助太刀をしてやろうと、殿へ御暇を頂戴したが、何を考えたか、荒木という奴は、余程経たんと、お暇をとらなかった...
直木三十五 「寛永武道鑑」
...立派に荒木と戦って...
直木三十五 「寛永武道鑑」
...荒木又右衛門ぐらい知らなくったって...
夏目漱石 「二百十日」
...荒木をはじめとしてABC順にならべられた二十五名の名は...
宮本百合子 「新しい潮」
...わたくしは下(しも)に姻戚荒木三雄さんの書牘を節録して...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...天正六年に荒木攝津守(せつつのかみ)村重が攝津國伊丹(いたみ)の有岡城に籠(こも)つて織田信長に背(そむ)いた...
森鴎外 「栗山大膳」
...幕府使番の荒木十左衛門と桑山伊兵衛で...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...死を枕とし一摂津(せっつ)の荒木村重(むらしげ)の位置はいま重要な性格を持っている...
吉川英治 「黒田如水」
...摂津の荒木村重に誘われて...
吉川英治 「黒田如水」
...荒木村重が末路を眺め得たのはむしろ望外なことだ...
吉川英治 「黒田如水」
...なお余勢(よせい)ある荒木村重の尼ヶ崎と花隈の二城へたいして...
吉川英治 「黒田如水」
...尼ヶ崎の荒木村重(あらきむらしげ)とか...
吉川英治 「新書太閤記」
...摂津守(せっつのかみ)荒木村重は...
吉川英治 「新書太閤記」
...荒木村などでの噂はどうだ?」「おじさん...
吉川英治 「宮本武蔵」
...荒木村へ戻るのでしょ」「一里ぐらい...
吉川英治 「宮本武蔵」
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